アゼムシロとはよく言ったものだ。
走っている時、田んぼのあぜに、うす紅色の花らしきものがいくつか咲いていた。
近づくと、アゼムシロとわかった。
小さく、低く、田んぼのあぜの上部に咲いていた。
高さは、わずか地面に浮いている感じ。
花は、せいぜい1cmくらい。
花びらが5枚ほど、手のひらのような形で、たしかにムシロを連想するような形で咲いていた。
最初見た時は、だいたい同じ方を向いて咲いているので、丸い形に咲いている花びらの一部が散ったか落ちたか、したものだろうと思った。
田んぼのあぜや、水の流れる湿地で今まで何回か見たことがある。
春から秋まで、時々見つかるのだ。
大きさも、形も、色も、目立たずひっそりと咲いている。
今回もまた、楽しませてもらった、アゼムシロ。