ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

古い母の日のカード

2024-08-06 22:13:16 | 生き方

妻と娘が中心になって、家の中の整理・片付けをやっている。

娘は、20年以上前の専門学校生だったときのものから、高校・中学校時代のものまで、いろいろと捨てまくっている。

妻は、大学から帰って以降10数年たってしまった息子のものを、残すか捨てるか、徹底的に整理分類している。

私も、自分のものを少しずつ。

そんなことをしていると、時々家族にとって懐かしいものが出てくる。

子どもたちが小学生で、まだ母が元気だったころ、家族で北海道に行ったことを夏休みの自由研究にしてまとめた、息子の旅行記なんかもあった。

長年の積み重ねで写真がくっついてしまって、よく見られなかったのがあったのは残念だった。

 

それにしても、息子のものは、何でも取ってあるからいろいろなものが出てきてあきれてしまう。

そういう姿を見ていると、自分も捨てるのが下手で、片付けができない人間だったなあ、と思い出してしまう。

いや、思い出すどころか、今でも片付けは苦手なのだが。

それでも、「終活」を考えて、少しは片付けられるようになってきたが、まだまだ物があふれている。

 

さて、そんな作業をしながら妻が見つけてきたのが、この古いカード。

母の日用のカード。

中を開けてみた。

 

おふくろさん:

いつも心配ばかりかけています

全くいつまでも成長しない息子です

もう東京 3年目。

京都から 4年目。

成長しない息子も体だけはおおきくなりすぎ

心と体が一致しません。

それでも少しは大人びてきている…(と思う)

だけど 

  まだまだ

    頼りにしてます お母さん!!

 

体をこわさないよう、

   ますます元気で毎日を!!

 

        21歳になっても

         相変わらずのバカ息子より

 

青いインクで行は右下がり。

内容のつまらんこと。

いやあ、21歳の大学生なのに、この程度しか書けないとは、ホント、バカ息子だわ。

 

名誉のために言うと、これを書いたのは、ウチの息子ではない。

これを書いたのは、…実は、46年前のワタシなのだ。

いやあ~、その稚拙さに恥ずかしくなった。

こんなカードを書いて母に贈ったことは、さすがに全く覚えていない。

文章から、成人しても、親にまだまだ甘えっぱなしの人間だったのがよく分かる。

でも、この程度の21歳だったのだよな、私。

 

片付けをしながら、いろいろなものが見付かる。

そのたびに、いろいろ思い出したり思ったり。

自分の人生に関わった人や物、いろいろあったなあと感慨にふけっている。

時は、このカードのように恥ずかしい思いをしながら…。

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