野草の花見が好きな私らだから、日ごろ身近では見ない野草の花を見られると、うれしくなる。
日ごろ身近ではない野草の花が見られる場所は、何といっても山なのであるが、最近は家庭の事情もあってご無沙汰である。
それ以外に珍しく感じる野草の花が見られる場所は、湿地や水辺である。
昨日行った福島潟も、その条件に当てはまる。
だから、昨日のようにオニバス以外にも、ミズアオイやミズオオバコなどが見られると、うれしい。
ガガブタなんかも見たかったのだが…。
おっと、昨日と同じことを書いている。
昨日は、オニバスを見た後、遊潟広場まで足を伸ばして、何かないかと湿地の植物を探してみた。
けっして珍しいわけではないが、いくつか花が咲いているものを見つけることができた。
たとえば、クサネムの花。
ネムノキに似た草だからの命名だろう。
そして、小さく黄色い花は、チョウジタデ。
これは、よく見ると、茎と葉の間に小さな花を咲かせている。
見づらいけど、ずいぶん茎や葉が細く、花も小さいが、花はオモダカに似ている。
これは、ヘラオモダカというらしい。
そして、まったく珍しくはないが、白く小さい花がタカサブロウ。
見分けがつかないが、「アメリカタカサブロウ」の方かもしれない。
ガマの穂。花ではないが、これだって、珍しい。
ガマの穂と言えば、神話「いなばの白うさぎ」を思い出す。
サメをだました報いとして、毛をむしられ丸裸にされて苦しむウサギに、オオクニヌシノミコトが登場し、ガマの穂を身体につけるよう教えたという話があったなあ。
ほかにイボクサの花もあったけれど、ちょっとピンボケで掲載できず。
最後に、スイレンのきれいな花を。
今まで何度かしか見たことがない、というほどの珍しさはなくても、会えるのは湿地や水辺が多い植物たちに会えたのは、やっぱり楽しかったよ。