ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

「地上の星」たち~ツルマンネングサ

2010-06-13 22:41:23 | 草木花
ツルマンネングサ。
6月の梅雨の前の時期に咲く。
生えているのは、水辺の近く。
でも、いつも水に浸かっているわけではない。
群落のようになって、田のあぜ道、川の土手の石垣、舗道であっても水のたまりやすいところなどに、見かける。
ほとんど土のないところでも、枝を四方に伸ばすように、広がっていく。
「ツル」状のその広がりから、名付けられたのだろう。
ツルマンネングサ。
「万年」も生え残るから万年草?
万年たっても、花とならず雑草の仲間だから、万年草?
道端低く咲いているその様は、地味だ。
しかし、道端にあってもたくさんの花を咲かせ、存在感を出す。
晴れた日にはまぶしいほど光り輝いて見える。
群落のようになって咲いているが、近付いてじっくり見ると、花はまるで星の形。
黄色い花は、陽射しを浴びて黄金色にまぶしく輝く。
まるで、「地上の星」。
大勢の星たちが、こんなに地面にひっついて、輝いている。
ツルマンネングサ。
今日も、夕方、道を走る私の近く、あちらこちらでたくさんの星の花を輝かせていた。
「お前も、私も、地上の星。」
「地味だけれど、自分なりに輝こう、お互いに。」
そんな言葉を交わしていた。
ツルマンネングサと私―。
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