伊豆シャボテン動物公園。
手前の植え込みでうさぎさんやくまさんを作っているのが、小さい子にいいですね。
入園してみたが、リーフレットの類はもらえなかった。
不案内だなと思っていたときに、柱にQRコードが貼ってあって、園内の案内はそこから見てほしいという掲示物を見つけた。
時代ですなあ。
スマホでダウンロードしてみたけど、結局ほとんど見なかった。
目の前のゾーンや動物たちに目を奪われていたからだった。。
入って早々に、ミーアキャットの得意の名ポーズを見せられた。
そしてすぐに、カピバラとふれ合えるゾーンになっていた。
ほかにもおとなしい動物たちがいたのだが、
慣れているカピバラは、餌を求めているのか、寄ってきた。
餌はこの園では、それぞれのゾーン各動物用に200円くらいで売られていた。
動物たちとふれあえるようにする一つの工夫だろう。
すべての動物の餌を買っていたら、いくら金があっても足りないけど、面白いやりかただなあと思ったよ。
本来シャボテン公園と言っているのだから、サボテンがたくさんないといけないだろう。
と思っていたら、石でできたモニュメントとともに、いろいろ生えているゾーンもあった。
マヤとかアステカとかの文明の遺物を説明しているのも面白かった。
ロックガーデンは、そんなところだった。
だけど、小さい子どもたちには、興味ないかな。
近くにいる動物の方が気になるよね。
ラマなどを見て回っていたら、とつぜん頭上の木に動きが。
何かと思って見たら、クジャクが放し飼いにされていたのだ。
しかも、何羽も。
園外に逃げないのかな、と思いながらも、その後、あちらこちらにクジャクの姿を見つけたよ。サルの類も。
小動物対小さい子どもの、参加型のショーなどもやっていたが、子どもたちは楽しそうだった。
あちこちにいろいろな動物が見られて、子どもたちにいいなあと思った。
「カンガルーの丘」というゾーンでは、おなかの袋に子どもが入っているカンガルーを、生で初めて見た。
あとで見たら、袋から子どもが出ていた。
また、珍しさがあって人気があったのは、再びカピバラ。
ここは、冬限定の「カピバラの入浴」。
気持ちいいんだろうねえ。
色鮮やかなインコたちもいたけど、飛んで行かないようにしているのかな?
次に、この鳥のような建築物だが、
実はピラミッド型温室への入口になっていた。
ピラミッド型温室は、アフリカ室、南アメリカ室、メキシコ室など、地域別のサボテンがある。
大きくなっているから、ピラミッド型の温室にしなければいけないのだろう。
でも、その地面にはそれぞれにサボテンの可愛い花や美しい花が咲いている場所も多くあって、サボテンの花ゆえの魅力を感じた。
そんなふうに工夫しているのが分かった。
別な温室に行く途中などには、小動物が飼われている場所もあって、
それを見るのを楽しんでいる人も多かった。
花に小動物にと楽しみながら回って歩くのが終わると、富士山がかすんでよく見えなくなっていた。
大室山を先に回った時間帯に、富士山がよく見られてよかったなあ。
だけど、大室山だけでなく、動物に、サボテンに、中南米の古代文明のモニュメントに、といろいろ楽しめたので、この伊豆シャボテン動物公園も訪れたかいがあった。
子どもも大人も楽しめる、工夫の詰まった場所だった。
レッサーパンダ館など、まだ見て回っていない場所もあったが、帰りの列車の都合も考えて、ここまで見たことに満足しながら、園を出た。
ガソリンスタンドでは3リットル強しか入らなかったが、レンタカーのガソリンを満タンにして返却した。
伊東駅で少し時間があったので、近くの海へ。
オレンジビーチというらしい。
遊覧船か高速船か知らないが、海上を通って行った。
海はいいね、やっぱり。
伊東駅の前に、珍しい金色の郵便ポスト。
よく見ると、地元の杉村選手が、ボッチャで東京パラ五輪で優勝し金メダルを獲得した記念に作られたものだと分かった。
なるほどねえ。
最後に旅に出たから知った、その地元ならではのものに合うことができたという思いだった。
キュンパスを利用しての2日目の旅は、これで終わり。
上りの踊り子号に乗り、新幹線を乗り継いで、家に帰った。
初日は雨で散々だったが、この2日目のいろいろで満足いく旅になった。
キュンパス、ありがとう。
楽しかったよ。
そのキュンパスの切符は、家に最寄りの改札口でも、回収されずに返ってきた。
そうか。今日の12時まで使えるのか。
そう知って、あとの数時間使えるのなら、もったいないな、なんて思った私はケチなんでしょうかね??