大極殿は、平城宮最大の建物で当時、天皇の即位式や外国使節との謁見など
国の最も重要な儀式のために使われていました。
この地にあったのは「第一次大極殿」 で、奈良時代の中頃に一時都とした
「恭仁(くに)宮」に移築され、山城の国国分寺金堂になりました。
(第二次大極殿の跡は発掘されたままの遺構面が、
「遺構展示館」にて見ることが出来ます。)
大極殿から真南に800mの所に、「朱雀門」 があります。
朱雀門は平城宮の正門です。
朱雀門の左右には高さ5.5mの築地がめぐり、1300haの広さの宮城を
取り囲んでいました。
奈良時代、絶対にあり得ないおもしろい光景に出合いました、それは、
大極殿(向こう)と朱雀門(手前)の真ん中あたりを、近鉄電車が走っていきましたあ~!
こんなのやら、あんなのやら、特急の黄色い電車も見たかったです。
大極殿の中へ、
高御座(たかみくら) : 正式な儀式の時に天皇が着座される(玉座)
天井には、
四神相応の図 :玄武、青龍、朱雀、白虎
よく見かける絵図とは少し感じが違う気がします。シンプルになってるような…。
平城宮も平安京もこの「四神相応」 に守られていたのですね。