桂離宮に入ると、飛び石、石畳が随分と多いことに
驚かされます。
しかも、様々な形で。
例えば、「真・行・草」 に基づき作られたという飛石
だったりします。
また、池には土橋や石橋がいくつも掛かっています。
桂離宮は、池の周りに書院、茶室、お堂が配され、
その間を飛石、石畳、それと土橋や石橋が繋ぎ、
見る位置により変化する景色を愛でる事の出来る
回遊式庭園です。
40名位の参観者が、案内の方について移動していくため、
とにかく列から遅れないよう進まなくてはならないので、
移動中は、立ち止まって写真を撮るのは難しく、
その上、足元に注意を払っていないと、
飛石につまづいたり踏み外して危ないので、
辺りの景色を見るのに、キョロキョロもしにくいし、
ゆっくり見る余裕がなくて…
その辺が、心残りと言えば心残りです。
一度行っただけでは、桂離宮の良さを見尽くすことは
出来ないようです。 でも、
一度行っただけでとても素晴らしい所だと分かりました。
書院に続く飛石
形、色、大きさの違う石が巧みに組み合わされています。
ところが表面は平らになる様に並べてあります。
水はけを良くするために、石畳の両端が低くなっています。
池のそばの築山、そこへ続く石畳
この茅葺屋根の門の奥に、正面玄関にあたる、「御輿寄・おこしよせ」
があります。
白いシャツを着て石橋を渡っておられるのが案内の方。
とても解説がよくて、おかげ様で参観を倍楽しませて頂きました m(__)m
この橋、幅が狭くて渡るの、けっこう怖かったですよ (*_*;
こうしてみても、池にはまりそうな橋です。
その昔、親王や宮人もこの橋を渡り、時には
石畳や飛石に足を取られそうになりながら歩いた…、
そんな昔の人びとにいくらかの思いを馳せながら
歩いて行きました。