奈良の春日野青芝に
腰を下ろすこともなく、
若草山の頂上をめざすことにしました
あをによし 奈良の秋には エトセトラ
ちょっと不安なエトセトラ
でも、行きます
皆さん、若草山をなめていませんか?
なめてない、
なめ切ってたのは私だったのか
「春日山遊歩道入り口」
まずこの遊歩道という言葉に引っかかりました
遊び歩く…てっきり楽しいウォーキングが始まると
運動不足の私にはもってこいだと
しかし
束の間の勘違いに身を委ねて…いただけのことで
春日山は、こんな道から始まりました
行くほどに道は狭まり、崖沿いのガラガラ道がウネウネと続きます
勾配もきついし
うっそうと茂った原生林の中は、次第に薄暗くなっていきます
不安で、歩くだけでいっぱいいっぱいだったみたいで
写真撮ってない…
友達とふたりで登って行くと
気付けば私は崖から離れた所を歩いてる
友達は崖ギリギリを歩いてる、不思議にも…
それでも、着きました
「若草山三重目」 頂上です
いつの間に春日山から若草山に移ったのか?
鹿さん、私達同様下から来たものか?
この辺りにねじろがあるのか?
分かりませんが、人なつっこいというか、
特技おねだりみたいな鹿さんでした
若草山の山頂に史跡鶯塚古墳がありました
「枕草子」に「うぐいすの陵」として登場するのがここだとか
枕草子、読んでないので分からず、ごめんなさい
全長103m、前方後円墳で、埴輪、鏡、石製斧などが見つかったとのこと
築造は4世紀末
この先は立ち入り禁止でした
頂上では青空を仰ぎ、風に吹かれいい気分です
降りるのがもったいないような…
遠くに尾根づたいの細い道が見えます
尾根の細道…イヤイヤ
料金所の方が尾根づたいに降りていく…とおっしゃってたのは
これですね
「尾根歩き」は初めての体験です
TVで冬山の尾根づたい、恐そうでしたが…
三重目(頂上)から見てかなり細い道でしたが、
まあまあ…
もう、ススキの穂が伸びています
そうこうしているうちに二重目に到着です
少しずつ私の知ってる若草山の形に近づいてきました
東大寺大仏殿の伽藍も見えます
友達です
私達が若草山に挑戦した唯一の証し
さて、二重目の向こうはどうなってるのか?
更に丸みを帯びてきました
興福寺の五重の塔も見えます
この形、私の知ってる若草山です
学生の頃、ここでお弁当を食べました
なつかしいなあ~
” 天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に いでし月かも ”
安倍仲麿
百人一首のうちの一首ですね
奈良の三笠山とは若草山の別名らしいです
三つの笠を重ねたような形だからとか
若草山のイラストを見つけました
私達は向かって右のクネクネの道(春日山遊歩道~きつい、暗い)
で三重目まで登り、
向かって左にある道(整備され明るい道だが勾配は充分ある!)で下山した
この絵はかなり山の丸みが誇張されていると思いますが、
体力いるのは間違いありません
45分くらいで頂上に着くらしいところを、私達は結果、
1時間近くかけてしまいました((+_+))
” いにしえの 人のそしりか 秋の風 ”
このリベンジはいずこの山に…
Coming Soon