路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【提論】:【日韓関係悪化】 姜 尚中さん

2019-08-12 11:00:50 | 【韓国・在韓米軍・従軍慰安婦問題・強制労働・島根県竹島(韓国名・独島)の領有権】

【提論】:【日韓関係悪化】 姜 尚中さん

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【提論】:【日韓関係悪化】 姜 尚中さん 

 ◆消耗戦に勝者はいない  

 輸出手続きの簡略化を定めた「ホワイト国(優遇対象国)」のリストから韓国を除外する2日の閣議決定以降、日韓関係は制御不能の危機に陥りつつある。韓国内では核心的な産業を狙い撃ちにした日本側の報復という見方が広がり、日本の仕掛けた「貿易戦争」、さらには「経済侵略」というセンセーショナルな受け止め方も見られるようになった。しかし、冷静に考えれば、事はあくまでも「輸出管理」の強化であって、全面的な禁輸措置ではない。その意味では韓国側の過剰反応という判断も妥当であり、韓国側の強い反発が日本側の「嫌韓」感情を増幅させる悪循環に陥っているとも言える。 

 一方で、日本側は安全保障上の懸念を理由にした輸出管理の強化と説明しているが、「懸念」が具体的に何を意味するのか明らかになっているとは言い難い。また、輸出管理強化の理由として元徴用工問題を巡る韓国との信頼関係失墜を挙げたにもかかわらず、それがいつの間にか後景に退き、安全保障上の懸念が前景化したのはどうしてなのか。そして、なぜ韓国だけが「ホワイト国」から外されたのか。こうした疑念が韓国内に渦巻き、日本による強気の「報復措置」という受け止め方が広がっている。

 「輸出管理」の強化か、「輸出制限」か、「経済制裁」か。そもそも日本側の措置に対する理解からして日韓の間には大きなミゾがあるのだ。

    ◆   ◆

 すでに韓国は、日本の「輸出管理」の強化を、日本企業に元徴用工への賠償を命じた韓国最高裁の判決に対する「経済制裁」の一環とみなし、世界貿易機関(WTO)への提訴も辞さない構えだ。だが、安全保障上の懸念に基づく措置であれば、日本の措置は必ずしもWTOに違反しているとは言い難い。関税貿易一般協定(GATT)の21条により日本に必要な安全保障上の利益を保護するための正当な措置とみなされるからだ。

 しかし、それが韓国最高裁判決に対する「報復措置」であるとすれば、GATT21条が定める「安全保障のための例外」とは直結せず、日本の措置は限りなくクロに近い判定を受けることもあり得る。

 安倍政権が、日韓仲介の労を示唆した米国の動きを振り切る形で閣議決定に踏み込んだのは、元徴用工問題をめぐる韓国最高裁判決を認めれば、日韓関係の土台が崩れ、それが将来想定される日朝正常化交渉の大きな火種になりかねないという強い危機意識だったと思われる。日本の世論もおおむねそれを支持しており、日韓ともども、世論の勢いを追い風に強硬な姿勢に転じつつある。

    ◆   ◆

 韓国内では、安全保障上の懸念を理由に「ホワイト国」のリストから韓国を除外するのであれば、北朝鮮の脅威をにらんだ軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を破棄すべきであるという強硬論すら浮上しつつある。もし、この協定の自然延長が途絶えれば、日米韓3カ国の安全保障体制にひびが生じ、ひいてはそれは北東アジアの安全保障と秩序の流動化につながりかねない。

 実際、この日韓の対立に乗じる形で中露両国の軍用機が竹島の上空に接近し、またロシアのメドベージェフ首相が北方領土に足を踏み入れ、さらにこの間、北朝鮮は矢継ぎ早に飛翔体(ひしょうたい)を発射している。

 日韓はいま、自らの足元を揺るがしかねない共通の脅威にさらされているのであり、互いを敵国とみなすような消耗戦にエネルギーを費やす余裕はないはずだ。消耗戦に勝者はいないことを肝に銘じよう。民間の、自治体の、そして市民同士の交流を絶やすことなく、太く大きく、深く広くしていくことが必要だ。

 ※(写真):姜尚中(カン・サンジュン)さん=熊本県立劇場館長

 【略歴】1950年、熊本市生まれ。早稲田大大学院博士課程修了後、ドイツ留学。国際基督教大准教授、東大大学院情報学環教授、聖学院大学長など歴任。2018年4月から鎮西学院院長。専攻は政治学、政治思想史。最新刊は「母の教え」。

 元稿:西日本新聞社 朝刊 主要ニュース オピニオン 【意見・見解・提論】 2019年08月12日  11:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【意見・見解】:考察の対象と方法 幅広げる 中野和典氏

2019-08-12 11:00:40 | 【第二次世界大戦・敗戦・旧日本軍・広島、長崎原爆投下・核兵器禁止条約

【意見・見解】:考察の対象と方法 幅広げる 中野和典氏

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【意見・見解】:考察の対象と方法 幅広げる 中野和典氏 

 ◆原爆文学研究

 今年も原爆忌を迎えた。こうして私たちがあの日のことを記憶しようとするのは、原爆が単なる過去の出来事ではないからだろう。もう昔の話ではないか、と思う人もいるかもしれない。確かに、米国が広島と長崎に原爆を投下したのは74年も前のことである。しかし、心身に傷を負ったまま、その長い時間を苦しみ続けてきた人々がいる。また、原爆=核兵器は戦後ますます威力を増し、その保有国をじわじわと増やしながら今も世界の「秩序」を形作っている。原爆を昔話と思うのは、そのような現実に目を背けることにほかならない。

 そう考えても原爆は遠い。その遠さに対峙(たいじ)する思いでこの18年間、原爆文学研究会を続けてきた。2001年に当時九州大教授であった故・花田俊典氏の呼びかけによって始まったこの会は、これまでに59回の研究会を開き、延べ250人余りが個人発表やシンポジウムなどを行って議論を重ねてきた。原爆文学という話題だけでそんなに会を開いてマンネリ化しないのか、と思われることだろう。しかし、それはなく、むしろこの問題の多様さと深刻さを痛感するばかりなのである。

 会の発足時の会員は約20人、九州の日本近代文学研究者が多かった。現在の会員は70人を超え、米国や台湾など海外からの参加も増えている。その専門分野も英米文学やヒンディー語文学など多言語化し、文学だけではなく歴史学、社会学、文化学などに広がっている。

 このような参加者の広がりは、考察の対象と方法の幅を広げることにつながっている。たとえば「ひばくしゃ」は、広島と長崎だけでなく、国内外への移住、ウラン採掘、核実験、原発事故などによって様々(さまざま)な地域に散在している。さらにエコクリティシズム(環境批評)の視点から言えば、動植物など人間以外にも存在している。それらの具体的なありさまや関係の複雑さは、会への参加者が多様になるにつれて少しずつ見えてきたものである。

 なぜ、原爆文学研究を題目とする会に様々な分野の人が集まるのか。それは簡単には説明できない。確かなのは、原爆も文学も狭く考えると何かを見逃してしまい、その何かとは多くの場合、声を奪われた存在であるということである。まだ見ぬものも含めて、残された課題は多い。

 ※(写真):福岡大人文学部教授中野和典氏

     ◇      ◇

 中野 和典(なかの・かずのり)福岡大人文学部教授 筑紫女学園中学・高校、佐世保高専の教員を経て2011年から現職。01年の原爆文学研究会の発足時から事務局長を務める。専攻は日本近代文学。

 元稿:西日本新聞社 朝刊 主要ニュース オピニオン 【意見・見解】 2019年08月11日  12:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説】:特殊詐欺 固定電話のリスク警戒を

2019-08-12 10:45:30 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【社説】:特殊詐欺 固定電話のリスク警戒を

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説】:特殊詐欺 固定電話のリスク警戒を 

 金に困った孫らを装う特殊詐欺の手口は日増しに巧妙になっている。犯人は特に高齢者宅を狙い、あえて固定電話にかけるケースが多い。

 お盆の時期は、実家への里帰りなどで家族3世代が対面する機会も増えよう。自宅にある固定電話の使い方についても話題にし、注意を呼び起こしたい。

 特殊詐欺は、数年前まで不特定多数の人に電話し、現金自動預払機(ATM)から金を振り込ませる方法が主流だった。

 それが今では、自宅を堂々と訪れ、本人からキャッシュカードや現金をだまし取るケースが後を絶たない。

 電話でまず警察官などを装い「銀行口座が悪用されている」などと告げて相手を焦らせる。続けて別の人間が銀行員などを名乗って電話をかけ、「口座を止めるには費用が必要」などと言って自宅を訪れる。

 問題なのは、犯人が狙う相手の正確な住所、氏名、電話番号を知る手段である。悪用していると疑われるのは、それらを掲載した紙媒体の個人版電話帳だ。NTTによると、情報掲載は希望者のみだが、1度掲載すれば、申請するか、固定電話の契約を解除しない限り、削除されない。数十年前に掲載された情報が残っている場合も多い。

 電話帳は、携帯電話の普及とともに部数は激減しているが、それでも2017年度は830万部余りが全国で発行された。かつては、各家庭の必需品とも言える存在だった。今でも人によっては役に立つ情報サービスの一つだろう。

 とはいえ、本当に個人の電話番号などの情報を掲載する必要があるのか。詐欺被害リスクも考慮して再考の必要があろう。

 インターネット上には、電話帳の内容を基にしたかのような電子版の電話帳も存在する。NTTは「無関係」と説明しており、作成者は判然としない。

 いずれにしろ、固定電話機の留守録機能を利用し、呼び出し音が鳴ってもすぐには出ず、録音を聞き直すなどして相手や要件を冷静に確認したい。

 「○△さんのお宅ですか」と正しく名前を呼ばれても、相手は電話帳を見ながら通話している可能性がある。公共機関を名乗り、折り返しの電話を要求する場合もあるので要注意だ。

 特殊詐欺の認知件数は、対策が進んできたため減少傾向にある。それでも18年の被害総額は350億円余りに上った。

 内閣府の調査によると、特殊詐欺に「自分はだまされない」と思う人は8割を超えている。しかしそういう人ほど、多様化した詐欺師の手口にはまりやすいとの指摘もある。過信を自戒し、被害を防ぎたい。

 元稿:西日本新聞社 朝刊 主要ニュース オピニオン 【社説】  2019年08月12日  10:45:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【春秋】:猛暑と台風がしま模様を描くようなこの夏…

2019-08-12 10:45:20 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【春秋】:猛暑と台風がしま模様を描くようなこの夏…

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【春秋】:猛暑と台風がしま模様を描くようなこの夏… 

 猛暑と台風がしま模様を描くようなこの夏。職場のある福岡市・天神では、照るにつけ、降るにつけ、できる限り地下街や地下通路を使ってビルの間を移動する、モグラのような日々だ

 ▼それだけに、炎天下、汗びっしょりで働く人の苦労には頭が下がる。小走りで届け先へ急ぐ宅配のドライバー、駐車場の出入り口で交通整理をする警備員…。これも夏場には格段にしんどい仕事の一つだろう。着ぐるみの「中の人」である 

 ▼大阪の遊園地で、着ぐるみでダンスの練習をしていたアルバイトの男性が熱中症で亡くなった。「中の暑さと息苦しさは入った人にしか分からない」と知人の女性。映画配給会社で働く彼女は、新作の公開イベントなどで人手が足りないときには、「中の人」に駆り出されるのだとか

 ▼最近の着ぐるみは、電動ファンで外の空気を入れて内部を冷やすので、随分楽になったそうだ。昔ながらの全身を包むタイプの着ぐるみで動き回るのは、相当過酷だろう

 ▼昨今の「ゆるキャラ」人気もあり、イベントには着ぐるみが付きものに。企業や団体だけでなく、地方自治体もそれぞれキャラクターをつくり、着ぐるみが地域のPRに一役買っている。旅行や帰省の客を迎えるこの時期は、出番も増えそうだ

 ▼きのうは「山の日」。外に出て自然を楽しむ人もいよう。「中の人」も「外の人」も、水分補給や適度な休憩などの熱中症対策は万全に。

 元稿:西日本新聞社 朝刊 主要ニュース オピニオン 【春秋】  2019年08月12日  10:42:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【社説】:沖国大ヘリ墜落15年 対等な日米関係の構築を

2019-08-12 06:01:30 | 【日米安保・地位協定・在日米軍・沖縄防衛局・普天間移設・オスプレー・米兵犯罪】

【社説】:沖国大ヘリ墜落15年 対等な日米関係の構築を

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説】:沖国大ヘリ墜落15年 対等な日米関係の構築を 

 宜野湾市の沖縄国際大に米海兵隊所属の大型輸送ヘリCH53Dが墜落してから、13日で15年になる。事故は沖縄の社会に大きな衝撃を与え、県民は大学に隣接する米軍普天間飛行場の一日も早い返還を強く求めてきた。だが今も大学や周辺住宅地の上空を米軍機が日常的に飛び交う。

 大学内の現場跡地には、小さな公園が整備されている。記憶の風化にあらがうように焼け焦げたアカギの木が立ち、被災した校舎の壁の一部が設置されている。モニュメントにはこう記されている。
 「米軍は事故直後から墜落現場を一方的に封鎖し、本学関係者の要請する緊急かつ必要最小限度の立ち入りはもとより、沖縄県警の現場検証さえ拒否するなど『国家主権』が侵害されている異常な状態が続いています」。大学が設置した対策本部が発生2日後に出した抗議文の一節だ。
 米軍ヘリは大学の本館ビルに激突し、墜落・炎上した。住宅地上空を米軍機が普通に行き来する沖縄の空の現実を突き付けた重大事故だったことに加え、記憶に苦々しく残るのは米軍の振る舞いだ。
 米軍は数日間、事故現場を一方的に封鎖し、機体の搬出や木々の伐採などの作業を続けた。日米地位協定などを盾に県警の現場検証要請を拒み、市道の通行も止めた。
 米国と日本のいびつな主従関係や沖縄の属領性の本質を照らし出した事故だったと言える。「良き隣人」を掲げていた米軍が見せた素顔は、多くの県民の失望と怒りを招いた。そして事故後に大学が指摘した「異常な状態」の温床は現在も残されたままだ。
 2017年10月には東村高江の牧草地でCH53D後継機のCH53Eが不時着し炎上したが、県警が現場に立ち入ることができたのは発生6日後で、米軍が機体や周辺土壌を持ち去った。16年12月には普天間基地所属の輸送機MV22オスプレイが名護市安部の沿岸に墜落したが、同様に米軍が現場を規制した。
 日米両政府は今年7月、基地外での米軍機事故の現場対応に関する指針について、日本側が現場に速やかに立ち入ることができるよう改定に合意した。だが立ち入りや機体捜査には依然米側の同意が必要で、米軍が絶対的な主導権を握る状況は変わらない。
 トランプ米大統領は先日、日米安保条約は「不公平」だとして日本側に在日米軍駐留経費負担の増額を迫る構えを見せたが、日本側にとっては米軍の特権的地位を保障した不平等な日米地位協定の改定こそが最優先で取り組むべき課題であるはずだ。
 米国に付き従う姿勢は技術的にもコスト的にも先が見通せない辺野古移設合意への拘泥につながり、政府自ら「世界一危険」と言う住宅地中心部の基地返還を遅らせ続けている。主権が侵害される異常な状態を改めて対等な関係構築に歩み出し、早期返還の願いにいいかげん応えてほしい。

 元稿:琉球新報社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2019年08月12日  06:01:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。  

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【金口木舌】:「死にたくない」 教訓は届いているか

2019-08-12 06:01:20 | 【不慮の事故・自動車事故・予期せず、意図せず、発生する惨事、火災他】

【金口木舌】:「死にたくない」 教訓は届いているか

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【金口木舌】:「死にたくない」 教訓は届いているか 

 夏祭りが各地で開催中だ。星空保護区に認定された石垣市の南の島の星まつりでは会場の明かりが消され、来場者が夜空を見上げた。坂本九さんの名曲「見上げてごらん夜の星を」も流れた

 ▼34年前のきょう、坂本さんを含む524人を乗せた日本航空ジャンボ機が群馬県上野村の山中に墜落した。少なくとも沖縄県出身・関係者3人も搭乗し、520人が亡くなった。以前に壊れた箇所の修理ミスが墜落原因といわれる
 ▼航空重大インシデントは2001年以降に全国で180件発生し、このうち沖縄は10件。航空機同士の衝突の恐れがあった誤発着は那覇空港だけで昨年2件起きた。人的トラブルは後を絶たない
 ▼部品落下などで那覇空港の滑走路の一時閉鎖はたびたびあり、その影響で欠航もある。今年6月に機長からアルコールが検出され、羽田発宮古島行きが欠航した
 ▼軍民共用の那覇空港以外に米軍の普天間、嘉手納両飛行場もあり、沖縄の空は過密だ。那覇は第2滑走路を建設中だが、造っておしまいではない。事故の教訓は航空関係者に届いているのか。最優先は何よりも安全性だ
 ▼坂本さんの代表曲「上を向いて歩こう」の歌詞に「幸せは空の上に」とある。日航機墜落の現場で見つかった複数の遺書は記す。「子供よろしく」「死にたくない」「幸せな人生だった」。人間の不注意が多くの命と幸せを奪う。

 元稿:琉球新報社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【金口木舌】 2019年08月12日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。  

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【政界地獄耳】:新進党の価値観でまとまる時期なのか

2019-08-12 00:10:20 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【政界地獄耳】:新進党の価値観でまとまる時期なのか

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳】:新進党の価値観でまとまる時期なのか 

 ★立憲民主党の自分だけ良ければという考え方の下、やってる感を強く押し出す野党共闘問題。統一会派でもなく、衆院だけで一体何をやろうというのだろうか。「要するに国民民主党の個々の議員が立憲に入るなら入れてやるという話。この党の本質は変わらない。参院は別というのも、れいわと共産外しが透けて見える」(国民民主党議員)。立憲の議員もあきれ顔で「(国民の地盤に強引に立憲候補を立てた)静岡の禍根が尾を引いている。うちはばかなことをしたものだ」。

 ★6日も党代表・枝野幸男は党が掲げる政策への支持が条件との認識を改めて示したが、この強気の姿勢は状況が分かっていないとともに、野党第1党にしがみつく、あしき前例となるだろうし、それをたしなめられない同党所属議員も同罪とみなされる覚悟をすべきである。ことに枝野親衛隊の衆院・尾辻かな子、大河原雅子ら立憲の孤高路線支持者たちの言う「ここまで来たらやり遂げろ」論は政局や時局を読まない政治音痴の極みで理屈にもなっていない。

 ★1994年末から97年末まで活動した新進党を覚えているだろうか。自民・社会・さきがけの村山富市政権ができたとき、来るべき小選挙区制度での選挙を前に、野党は一本化して統一する必要があった。新生党・公明党の一部・民社党・日本新党・自由改革連合などが合流、新進党が所属国会議員数は214人(衆議院176人、参議院38人)規模で発足した。初代党首は元首相・海部俊樹。国会で政党は合流したが地方組織を残したため、新進党と「公明」や「民社協会」などができた。今思えば今回の合流論やオリーブの木構想の前身だったように思うが、まさに時代が新進党の価値観でまとまる時期になったのではないか。本当の2大政党は生まれるか。(K)※敬称略

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2019年08月07日  08:12:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政界地獄耳】:政治家に封殺された表現の自由

2019-08-12 00:10:20 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【政界地獄耳】:政治家に封殺された表現の自由

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳】:政治家に封殺された表現の自由 

 ★政治家が先導して表現の自由を封殺する時代が戦後70年もたって起こるとは思わなかった。あいちトリエンナーレ「表現の不自由展-その後」だ。展示にテロ予告や脅迫が相次いだという。県警はその捜査は行っているのか。その展示を行政が受け止め中止にしたという。だが、表現の不自由展実行委員会は一方的な中止の判断に対して抗議する声明を出した。表現の不自由展は過去に発表し、中止に追い込まれた作品を集めて表現の自由を改めて感じたり、かみしめる意味があったろう。

 ★ことの発端は名古屋市長・河村たかしがそりの合わない愛知県知事・大村秀章にケチをつけたい程度から始まったのか。日本維新の会代表で大阪市長・松井一郎が少女像の展示について「どうなってんだ」と電話があったという。松井は記者団に「日本で公金を投入しながらわれわれの先祖がけだもの的に取り扱われるような展示物が展示されるのは違うのではないか」とほえたが、松井の想像力豊かな感情論も表現の自由に含まれていることを理解しないといけない。

 ★政治や行政が表現の自由に介入することの恐ろしさを松井や河村は「こちらの言うことが正しい」とか「正義」だと思っているようだが、それが検閲国家につながり、自分は検閲する側にいるという勘違いが一番恐ろしい。官房長官・菅義偉も「事実関係を精査し補助金を交付するかどうか慎重に検討する」と発言。こちらも今後の芸術家や展示を考える主催者を萎縮させるにたるガイドラインを示したといえる。表現の自由が政治によって追い込まれるのは少女像だけではない。すべての表現、ゲーム、アニメ、マンガの世界でも時の権力がけしからんと言えばまかり通る前例になりかねない。今回のことで留飲を下げている人たちも、ところ変われば検閲の対象になる。(K)※敬称略

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2019年08月06日  08:07:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【2019年08月11日 今日は?】:ベルリン五輪で日本女子初の金メダル

2019-08-12 00:00:30 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【2019年08月11日 今日は?】:ベルリン五輪で日本女子初の金メダル

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2019年08月11日 今日は?】:ベルリン五輪で日本女子初の金メダル

 ◆8月11日=今日はどんな日  

  ベルリン五輪水泳女子200メートル平泳ぎで前畑秀子が日本女子初の金メダル(1936)

 ◆出来事

  ▼北海道の腸管出血性大腸菌O157集団食中毒で最初の死亡者(2012)▼熊本地震で行方不明になっていた最後の1人の遺体収容。熊本学園大生と確認(2016)

 ◆誕生日

  ▼中尾彬(42年=俳優)▼松村邦洋(67年=タレント)▼福田充徳(75年=チュートリアル)▼TAIRIKU(84年=TSUKEMEN)▼西村菜那子(97年=NGT48)▼佐藤妃星(00年=AKB48)▼山根涼羽(00年=AKB48)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・今日は?】  2019年08月11日  00:03:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【2019年08月10日 今日は?】:沖縄県で戦後初の鉄道が開業

2019-08-12 00:00:20 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【2019年08月10日 今日は?】:沖縄県で戦後初の鉄道が開業

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2019年08月10日 今日は?】:沖縄県で戦後初の鉄道が開業

 ◆8月10日=今日はどんな日   

  沖縄県で戦後初の鉄道「沖縄都市モノレール」開業(2003)

 ◆出来事

  ▼ソ連の原子力潜水艦がウラジオストク近郊で爆発、炎上(1985)▼韓国の李明博大統領が島根県の竹島(韓国名・独島)に韓国大統領として初上陸(2012)

 ◆誕生日

  ▼角野卓造(48年=俳優)▼筧利夫(62年=俳優)▼速水もこみち(84年=俳優)▼門脇麦(92年=女優)▼中島裕翔(93年=Hey!Say!JUMP)▼齋藤飛鳥(98年=乃木坂46)▼田中菜津美(00年=HKT48)  

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・今日は?】  2019年08月10日  01:23:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【2019年08月09日 今日は?】:リオ五輪競泳男子800mリレー日本が銅

2019-08-12 00:00:10 | 【社説・解説・論説・コラム・連載】

【2019年08月09日 今日は?】:リオ五輪競泳男子800mリレー日本が銅

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2019年08月09日 今日は?】:リオ五輪競泳男子800mリレー日本が銅

 ◆8月09日=今日はどんな日     

  日の丸を国旗、君が代を国歌として法制化する国旗国歌法成立(1999)

 ◆出来事

  ▼関西電力美浜原発3号機で蒸気漏れ事故。5人死亡(2004)▼リオ五輪競泳男子800メートルリレーで日本が銅。同種目のメダルは52年ぶり(2016)

 ◆誕生日

  ▼黒柳徹子(33年=タレント)▼石橋蓮司(41年=俳優)▼池上彰(50年=ジャーナリスト)▼田山涼成(51年=俳優)▼小野健斗(89年=俳優)▼磯佳奈江(93年=NMB48)▼運上弘菜(98年=HKT48)▼信濃宙花(03年=STU48)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・今日は?】  2019年08月09日  00:02:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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