路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【金口木舌】:率先したいこと

2022-09-14 05:03:10 | 【自殺・自殺願望・過労、職責による自殺・集団自殺、社会から孤独・孤立の現状】:

【金口木舌】:率先したいこと

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【金口木舌】:率先したいこと

 台風11号が襲った夏休み明け。「学校、休みにならないでほしい」。息子がぽつりとつぶやいた。そんなそぶりを見せてこなかったが、学校が好きらしい。安心した

 ▼自分が子どもの頃、身近でいじめがあった。対象は代わる代わる。私が加害者になったことも、逆に対象になったこともある。それでも「休みたい」と言えず、仮病を使って休んだ経験もある
 ▼子どもにとって学校の存在は大きい。今はSNSなどに逃げることもできるが、それも使い方を間違えば、逆に不安や悩みが増幅され、絶望する恐れもある
 ▼近年、子どもの自殺が深刻だ。2020年度、小中高生の自殺者は過去最多の415人。21年度も過去2番目。厚労省は現状を受け、子どもたちの自殺が増えるという夏休み明け前の8月から集中的な対策に取り組んでいる
 ▼10日、自殺予防週間が始まった。目標は「誰も自殺に追い込まれることのない社会」。実現には個人の取り組みも大切だろう。「休みたい」。子どもがSOSを発しやすいよう、自ら率先して弱音を吐いてみたい。

 元稿:琉球新報社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【金口木舌】 2022年09月10日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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