万葉集に詠われている花を、季節ごとに撮り置こうと思って二度目の記事の冒頭に、何を持ってこようかとアルバムを見ていた。
白い雲を浮かべた空にシルエットの水煙と風鐸が、古都を象徴しているようで下の万葉植物園とは関係がなかったがここに持ってきた。
仏壇に挿す組花の中に、オミナエシが組まれているのがある。
オミナエシには申し訳ないが、どうしても好きになれない香りである。
このような表現がかなりあることも知った。
「この花を着物のひもにつけておくと
嫌なことを忘れさせてくれるそうだ。」
そう詠んだ、大伴家持は一体どんな嫌なことを忘れたかったのだろうか。
古代への浪漫が広かる。