昨日のホテイアオイに続きます。
植栽されている田圃によって、しっかり根を張って密生している所と、水面がまだ残っているところがあります。
花の周りを巡りながら、ふと気が付いて空を映している場所の、花たちを撮ってみました。
上のように青空がうまく映り込んでいる所の花は、手前の花と比べる決して鮮明ではありませんが、
「私も綺麗よ」と主張するように、みずかがみに「今日1日精いっぱい咲いた花の顔を映しています。
こんなことを考えながら、空白の部分に姿を映す花が、こよなく愛しく思えました。
極め付きはホテイアオイの植栽をしないで、そのまま田圃に水を張ってある所です。
ここは毎年特設のようです。
大和三山の一つ畝傍山の、美しい山容をそっくり写すための、大きなみずかがみです。
この日は、モクモクとした夏の雲を、一緒に写した畝傍山は、毎年の大切な撮影場所だと、思っています。
そのために風があって、水面にさざなみのある日は、お天気が良くでもなるべく避けるようにしています。
ホテイアオイは1日花です。
毎日どんどん咲いていくので、長く咲くように思いますが、今日見た花は(左)この日でお別れです。
右の萎れた花は、昨日華やかに咲いていた花です。
毎年同じ季節になると行きたくなるのは、色も好きだし、一斉に自分の方を見つめてくれているように、見えるのも嬉しいし、
この花が咲く頃には、ようやく季節の助け舟のような秋風が吹いてくるのも…と沢山のことがあります。
今年は殆どへばっていた後だったので、もう今年で見納めかとさえ思ったほどでした。
二上山が民家の向こうに、誰が見てもわかるような、雄岳・雌岳が綺麗な姿を現していました。