今年の夏は、おふさ観音の風鈴の音を聴くこともなく、馬見丘陵のヒマワリを楽しむこともなく、
殆どこの町を出ることもなく過ごしました。
体調がそう悪いというのでもなかったのですが、長雨の後の猛暑に、体が追い付かなかったのかもしれません。
その上、パソコンの故障が、なまくらに輪を掛けてしまいました。
今日、パソコンを直してもらいました。
何か自分を取りもどせたような気がします。
西の塀の外の稲穂がもうこんなに頭を垂れてきています。
「秋だなあ」と思えるような、暑気のない1日でクーラーも付けずに過ごすことができました。
50センチばかりしかない千両のてっぺんに、ここまで登って来て、孵化して飛び去った
蝉の抜け殻を見つけました。狭い庭の土の中で7年ばかりも眠り続けていたのかしら、
そう思うと、愛しくてカメラに納めました。
でも何だかグロテスクな抜けがらです。
昨年の毀れ種の朝顔が、今年も今頃咲き始めました。
夕方に萎んでいるのもあります。
いつ咲いたのか、花を見ない間に、種をルけています。
また来年もきっと咲くのでしょう。
9月の声を聴いた途端に、「夏にサヨナラ」の画像を、庭で集めました。