花の寺石光寺の夏を彩るのは、 樹齢250年の古木。
お寺の築地塀の白壁に覆いかぶさるようなダイナミックな枝ぶりで、紅色の可憐な花が今満開です。
冬は菰藁の中の寒牡丹、春は春牡丹やシャクヤクなど春の花たちとの出会いを楽しみに、石光寺詣でをしています。
冬に見事な枝ぶりを見せて、来たる夏の花を想像しながら眺めています。
長い間紅の花を楽しませてくれる、花の命の根源が、冬の木の裸木の枝振りの力強さに見ることができます。
だからこの花の盛りにお寺を、訪れるのが自分の年齢を重ねるにつれて、「今年も出会えた」という喜びが身に沁みます。