迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

現れ出でたる“明治の遺産”

2010-05-20 18:32:56 | 浮世見聞記
先日の「並木橋」駅の話しのなかでちょこっと触れた、「萬世橋(まんせいばし)」駅の跡を訪ねてみました。 今は無いこの駅の名を私が初めて知ったのは、内田百けん先生の随筆によってです。 現在の住所は東京都千代田区神田須田町1-25、秋葉原や御茶ノ水、神田に隣接するまさに東京のど真ん中に、明治45年(1912年)4月1日、萬世橋駅は開業しました。 当時の駅舎は赤レンガ造りの洋館風で、設計者は辰野金吾 . . . 本文を読む
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