ひと雨ごとに秋が訪れ、
災害だった夏が過ぎ去る。
熱かった日々には気休めにもならなかったミスト装置のすっかり鳴りを潜めた姿に、季節の移行をはっきりと感じ取る。
そして街中には、さっそく“ゲホ”が現れはじめてゐる。
おのれを自覚できない、
だから口許を覆ふ知恵すらない、
浮世に疫病を蔓延させる、
人型病原菌。
これらは必ずかう言ふだらう。
『だって、しやうがない』
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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