長月に入ってやうやく炎暑もおさまり──もっとも、まだ油断は禁物だが──、次の季節の訪れをなんとなく予感させる今日の昼下がり、一輪のひまわりが小さいながらも背筋をピンと伸ばし、目をパチッと見開くやうにして咲ひてゐる姿を見かける。
月が変わり、今年の異常な“熱さ”をなんとか乗り越へたと安堵してゐるなか、時期遅く今が盛りのその花に、
つひ先日までの、
暑すぎるなかを生きた日々が、
急に懐かしいも . . . 本文を読む
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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