學生時代に購入したと思はれる長唄のカセットテープが出てきたので、久しぶりに聴いてみる。一曲目に収録されてゐる「京鹿子娘道成寺」は、この當時に好きだった芳村伊四郎師がタテを唄ってゐて、そのために歌舞伎座の晴海通りを挟んだ向かいにあったレコード店で購入したのではなかったか。十一代目芳村伊四郎師は七代目芳村伊十郎の息で、人間國寶だった父とはまた異なる太くて通る唄聲が好きだったが、いつしか木挽町の舞台とは . . . 本文を読む
goo blog お知らせ
プロフィール
-
- 自己紹介
- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
最新記事
カテゴリー
最新コメント
- GS/ニッポン徘徊──旧下大崎村点景。
- Stargate/帝国の関門、のちに海の玄関、そして永遠。
- ししまる/いまさらあってもしょうがない。
- ししまる/おなじあなのむじな。
- ししまる/かがみにはうつらない。
- ししまる/ごえんとはそういうもの。
- 紫陽花/よくみねぇ。
- 紫陽花/ささやき。
- ししまる/さりながら、さりながら。
- ししまる/あきぬあじわひ。