迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

“手描き富士”。

2021-10-20 18:40:00 | 浮世見聞記
幕末から明治にかけて活躍した浮世繪師•歌川芳員(うたがわ よしかず 生没年不詳)が嘉永六年(1853年)に發表した異色な「東海道五十三次内」を、神奈川縣藤澤市にある藤澤浮世絵館の企画展「江戸時代のご当地キャラ? おもしろ東海道の名優たち」にて樂しむ。従来の東海道五十三次の構図を踏襲しつつ、そこに戯画化された人や動物、または名所旧跡が、稚氣に富んだ遊び心いっぱいに描き込まれてゐて、旧東 . . . 本文を読む
コメント