夏の炎暑には恨めしい太陽(ひ)の光りが、かう風の冷たい日中には戀い慕って明るい道ばかりを歩きたくなる。しかし私が本當に寒さを覺えるのは、いかにも寒々とした人の姿を目にしたとき。この季節に背中を丸めてゐると、それだけで素寒貧に見えてしまふ。ヒトのフリ見て我がフリなんとか。……だめ、だめ、寒い。暖かいあそこへ、逃げやう。 . . . 本文を読む
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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