ラジオ放送の觀世流「求塚」を聴く。自分を愛した二人の男の命と、なんの關はりもない鴛鴦の命とを奪ふことになった女が、死後に壮絶な地獄の責め苦に曝される曲で、能樂はかういふ世界を扱ふのも好きである。極樂浄土については、「めでたく成佛できました」と詞章で結んでその世界を匂はせはするが、實際にどれだけ“極樂”なのかまでは描かれない。 しかし地獄の話しになると、この曲でも鴛鴦の靈が鐵鳥と化して剱(つるぎ)の . . . 本文を読む
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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