迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

玄冬素雪のキラメキ。

2025-01-10 20:20:00 | 浮世見聞記
夏の炎暑には恨めしい太陽(ひ)の光りが、かう風の冷たい日中には戀い慕って明るい道ばかりを歩きたくなる。



しかし私が本當に寒さを覺えるのは、いかにも寒々とした人の姿を目にしたとき。



この季節に背中を丸めてゐると、それだけで素寒貧に見えてしまふ。

ヒトのフリ見て我がフリなんとか。


……だめ、だめ、寒い。

暖かいあそこへ、逃げやう。






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