迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

“統一”といふワクチン。

2020-07-02 19:13:00 | 浮世見聞記
梅雨の晴れ間の散歩。

山坂を見事に通ることなく隣町へ行ける道を見つける。



灯台もと暗し。


我が地元、

おそるべし、おそるべし。



家電量販店で買ひ物をすると、品物を普通にビニール袋に入れてくれた。



バイオマス25%以上の袋ならば無料、じゃったな。

だうせならすべてのお店で、これに統一してほしい、購買者としては。



今日發表された東京都の新規感染者數は、107人。

いづれ三ケタになるだらうとは思ってゐたが、かう早いとは思はず。

だがそのお陰で、これからの“備え”につひて、考へがいよいよまとめやすくなる。


病菌騒動のごく初期に聞ひた、

「感染者を一人確認、と發表されたら、實際には十人ゐると思へ

を、改めて胸に刻む。


この人体實験の結果に為政者代表は素っ気ない聲明を宣ひ、女都知事は相変はらず“夜の街”ばかりをイジメてゐるが、



確認していない──或ひは隠してゐる──市中感染者の實數はだうなのだらうと、私はむしろそちらが気になる。

予想通りな感染者の増加傾向につひて上の女都知事は、「検査体制擴充のおかげ」と、暢気なことを宣ってゐたが、検査して見つかってからでは遅いのではないか。

その時にはすでに、それら感染者はさらに市中へ病菌をばら撒ひてゐるはずなのだから。


今日發表の「全國では172人の感染確認」とは、まさにその結果といふべきだらう。


かうした現實を考へると、必ず襲来するであらう“第二波”を乗り越えるも、乗り越えられぬも、もはや為政者に『自衛』などと言はれるまでもなく、國民一人一人の“自覺”に懸かってゐる。


各々の能力程度に関係なく、

「自覺の統一」。




「民度」云々は、

それからのお話しだ。







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