![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/c9/b2b599cf16816ad2ca630e14181a94d3.jpg?1679907913)
目黒まで来たつひでに、現代名所の目黒川の櫻を觀て行く。
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どうも今週が見頃らしい華並にカメラを構へて、自分も毎年同じことをやってゐるナ……、とは思へど、今年の櫻は今年だけのもの、来年はまた明日の櫻。
おのれのなかだけの価値觀と世界觀だけを恃みに、籍をおく小さな組織の“改善”に挑んで結局は彈かれ自爆し、燃えカスになって以降はただ不平不満ばかりを口にするだけになった者を見たのも、ちゃうど目黒川の櫻が見頃を迎へてゐた、昨年のいま頃だったのではないか。
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その者には、すぐ目の前の櫻も、朗らかな陽氣も、なにも心に入ってこないようだった。
その者が自爆に終った理由が、一つ見えた氣がした。
結果を不満として、その小さな組織から訣別するだけの氣持ちも力も無いならば、せいぜい黙って大勢に従ってゐろと、私はあれから一年が經たうとしてゐる今も、同じ考へである。