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今年五月三十日に全線復旧したばかりの仙石線に乗り、旧野蒜駅を訪ねる。
あれから四年が経ったが、
この駅の時間は、
あの時のまま、
止まっている。
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痕跡(きず)は、いつかはなおるのだろうか。
そしてそのとき、
一番列車はふたたび、
やって来るのだろうか。
白く刺し照らす光のもと、愛聴するNHKラジオの「ひるのいこい」で詠まれた一句が、脳裡によみがえる。
『生かされて いるからこその 暑さかな』
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“自分にはいったい、なにが出来るのか?”―
あの時の答えは、
まだ見つかりさうにない。
あれから四年が経ったが、
この駅の時間は、
あの時のまま、
止まっている。
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痕跡(きず)は、いつかはなおるのだろうか。
そしてそのとき、
一番列車はふたたび、
やって来るのだろうか。
白く刺し照らす光のもと、愛聴するNHKラジオの「ひるのいこい」で詠まれた一句が、脳裡によみがえる。
『生かされて いるからこその 暑さかな』
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“自分にはいったい、なにが出来るのか?”―
あの時の答えは、
まだ見つかりさうにない。