迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

横濱猩々。

2018-07-28 19:59:03 | 現代手猿樂
横浜市南区吉野町の吉野町市民プラザで開催中のイベント内において、手猿楽の「猩々」を舞ふ。





ちゃうど野外の夏祭りを屋内に移した形態のイベントで、会場のホールやロビーには手作り品を持ち寄った出店が並び、親子連れで賑わってゐる──

そんな一画に設けられた舞台での披露。



開始に合はせて椅子に座る人もいれば、舞台には全く無関心で談笑してゐる人──

お祭り会場と云ふ、多種多様な内容や人々が一所に混在した場では、「猩々」のやうな曲調の荘重なものは一考を要するかもしれない──



面(おもて)の内で、そんな“空気”を感じる。


もし次も機会があれば、今度はもっと場の雰囲気に合わせた軽妙なものを創って挑戦しやう!──



今月初旬にひょんな事から今回の催しを知り、

「善は急げ」と応募に赴き、

初めてのことゆゑ手猿楽作品第一号の「猩々」を持って参加してみて、

参加したからこそ得られた、

貴重なひととき。
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