迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

夏日索考。

2022-03-14 21:31:00 | 浮世見聞記
日の出頃にしっかり降り出した雨は半刻ほどで止み、すぐに晴れ間が覗いて次には晴天となる。

じわりじわりと夏日を予感させる陽氣となるなか、開店前の中華料理店の前に置かれた壺の華に露が乗ってゐるのを見て、



しばし涼の香りをきく。



長らく會はない旧知の人が、高齢者にはまだまだ間のある年齢ながら要介護の生活をしてゐると聞き、まだ若いのにと驚き、そして健康につひて考へさせられる。

人災疫病に感染してゐなくても、健康を害して生活に支障をきたした人のゐる例であり、自分が何事も無く生きてゐることがなにやら奇跡のやうにも思へて、空恐ろしさすら覺ゆ。



昨年まで中止となってゐた春の催しのいくつかが、今年は段階的に復活の傾向にあり、私の許にも案内が届ひたりする。

かつての姿に完全復活は難しいかもしれないが、そろそろ再開の可能性を實際に動いてみることで、探っていく必要はあるだらう。


何もしないことによる力の低下も、また感染要因云々。








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