迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

心鏡破煩!

2022-12-19 18:43:00 | 浮世見聞記
長らくの懸案が思ひがけず、しかしやうやく一つの決着を見て、そのことを地元の古刹へ傅へに行く。



佛の庭は煩悩を置いて来る場所と聞く。


まだまだ予斷は許されぬが、

結局は我が心をどれだけ鏡の如く磨けるか、である。

一點の曇りもなければ、

なァに恐れることはありゃしねェ。


私にはここに、拠り所があることを知ってゐるのだ。




まだまだ若かった親類の冩真を飾る冩真立ての、やうやく氣に入ったものが手に入る。

冩真を入れたら、冩真立ても綺麗に映えた。 

さういふ人だったから。

よかった、よかった。









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