迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

野暮は揉まれて意地となる。

2020-12-15 20:10:00 | 浮世見聞記


この季節になると、街路樹などを電飾するのが當世風。


しかし私は、このやうな人工物(つくりもの)に風情は覺えぬ。

傍を通るとき、電飾の点滅が目にチカチカして、煩(うるさ)いだけだ。



見せてゐるつもりはないのに魅せてゐる──


さういふのを、

風情と云ふのじゃ。 



さりながら。





こんな國難下では、せめてこれくらゐはいつに変はらぬ眺めであって欲しいとも思ふ。





なんでもかんでも“自粛”では、徒らに人災疫病に屈してゐるやうで、癪じゃによっての。



ほれ、ここでもチカチカじゃ。









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