目覚めると窓の外に青い空。ひさしぶりに朝の庭を点検。まず目に飛び込んできたのは、美しい紫色の花房もたわわなトリカブト。トリカブトは、毒草だから庭になんか植えないのだろうが、秋の庭に紫色が欲しくて数年前に植えた。それが今年はひときわ立派な花をつけた。
*トリカブトは、鳥兜と書き鳳凰の頭に似ていることからの命名。根に猛毒があり、アイヌはこれを毒矢に利用した。
前庭には、ツワブキ。鮮やかな黄色の花を咲かせている。ここ数日の雨で、急に開花したのだろう。ニョキニョキともたげた茎にたくさんの黄色い花。ホトトギスとヒオオギの黒い実が添えになって、いかにも秋の風情。
以前、「萩」に行った時、萩城の石垣に見事なツワブキの群落を見つけて感嘆したのを思い出した。その時、ツワブキはいかにも日本庭園に合うの花だ、と思ったものだ。
*ツワブキは、「葉に艶のある蕗」ということからの命名と聞くが、キク科の植物。花はキクによく似ている。
朝の庭を散歩していやなのは、蜘蛛の巣。大きなジョロウグモが庭のあちこちに糸をはっていて、歩いているときまって引っかかる。蜘蛛にとっては、迷惑な巨大な怪獣がかかったようなものなんだろうな、と思いながらも、してやられた! という気分。
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