(写真は、アトリエNODA・ わたしは何をしたらいいの?展から)
天地の怒りに触れたような恐れの中で、私たちは身動きの出来ない無力感に襲われていました。それは、人の力ではどうにもならない巨大な暴力でした。それは、どう考えても不条理なことでした。
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日本中が混乱の中にあった10月5日、ステイーブ・ジョブスの死が報道されました。そして、スタンフォード大学の卒業式での彼のスピーチが紹介されました。
ステイーブ・ジョブズがたどった人生も、決してん順風満帆なものではありませんでした。しかし、あらゆる困難な出来事が、自分の人生にとって大切なことであった。もしそれがなかったら今の自分はなかったと語り、若者たちに次のことばをおくりました。
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STAY HUNGURY
STAY FOOLISH
ハングリーであり続けろ!
愚かであり続けろ!
それは、打ちのめされ、自信を失った日本人の心に、勇気を与えてくれたように思えたのでした。