陶芸工房 朝

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櫻源郷

2013年03月22日 | 日記・エッセイ・コラム

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 この季節になると、何故か「桃源郷」という言葉が想いおこされるのです。

 桃源郷がどんなところか、本当にそんなところが存在するのかも知らないのに・・・・。多分、花々が咲き乱れ、小鳥が歌い、蝶が舞う、「春」のイメージからの連想なのでしょう。

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 ちなみに「武陵桃源」という言葉の由来は、

 中国、東晋(とうしん)の太元年中(376~396)武陵の漁師が舟で川をさかのぼってモモの花が咲きにおう林に迷い込み、林の尽きる水源の奥の洞窟(どうくつ)を抜け出ると、そこには(しん)の戦乱を避けてこの地に隠れ住んだ人々が、漢・魏(ぎ)・晋(しん)と数百年にわたって世の中の推移も知らず、平和な別天地での生活を営んでいた、と記す陶淵明(えんめい)の『桃花源記』によるものです。

 写真は谷津山の麓・家のあたりなのですが、このあたりもとみに高齢化が進んで、隠遁者の隠れ家的な感じがしないではありません。モモがサクラに変わって「櫻源郷」なんですが。

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