陶芸工房 朝

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物忘れの名人・茗荷

2016年10月05日 | 日記・エッセイ・コラム

  朝、庭からとってきて器に活けてみました。

 

 

   台風が雨と風とを運んでくるこの季節、庭の片隅で優しいクリーム色の花を咲かせます。

たいていは、採ってきて梅酢に漬けて、料理の付け合わせに使うのですが、柔らかなクリーム色があまりに美しかったので、小鉢に入れてテーブルの上に飾りました。

 

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土の中から頭をもたげて咲く茗荷の花です(10月5日朝)

 

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 「茗荷を食べると物忘れがひどくなる」

これ、よく使われる諺ですが、もともとは中国の故事からきたものだそうです。

釈迦の弟子の周利槃特(チューラパンタカ)は、特別に記憶力の乏しい人で、自分の名前もすぐに忘れてしまう。それで、釈迦は彼の首に名前を書いた名札(茗荷)を着けさせた。しかし、その名札を付けていることさえすっかり忘れてしまっている。

そこから「茗荷」イコール「物忘れ」となったという故事です。

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そういえばこの話、ずっと前にも調べた記憶があるのですが、すっかり忘れていました。

認知症も他人ごとではない昨今、「茗荷・名札」は、高齢者の必需品になりつつありますネ。

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忘れ難きことも多し  花茗荷