2017年・新しい年が始まりました。
1月3日、娘がチケットを取っておいてくれたので、
Suntory Hall の New Year Concert 2017
Symphonie-Orchester der Volksoper Wien
"美しく青きドナウ" という音楽会に行ってきました。
ウィンでのニューイヤー・コンサートには、いくつかの恒例の約束事があるのだそうです。
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この演奏会ではアンコールとして演奏される3曲のうち、
2曲目に『美しく青きドナウ』(ヨハン・シュトラウス2世)を、最後の曲に『ラデツキー行進曲』(ヨハン・シュトラウス1世)を演奏するのがならわしとなっている。
また『美しく青きドナウ』の冒頭が演奏されると一旦拍手が起こり演奏を中断、指揮者およびウィーン・フィルからの新年の挨拶があり、再び最初から演奏を始めるのもならわしである。
新年の挨拶はその年の指揮者により色々な趣向で行なわれる
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『ラデツキー行進曲』では、
ヴィリー・ボスコフスキー時代は聴衆からの自発的な手拍子であったが、
マゼール時代以降指揮者が観客の手拍子にキューを出すのが恒例になった。
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毎年変わる指揮者は、公式には「楽団員全員による投票によって決定されている」。
毎年1月2日に次年の指揮者が、楽団の公式ホームページ上で発表される。
新年の初めであり会場の観客は正装をしているが、新年を祝う気軽で陽気なコンサートである。会場で飾られる美しい花々は1980年以来、イタリアのサンレーモ市(Sanremo)から贈られる。切符を入手するのは極めて困難で、数ある音楽会の中でも最もプレミアが付く演奏会の一つ。日本人が会場に多い(ときに和服姿の女性)のは有名である.
( 以上、ウィキペキアの解説の借用)
場所は、世界の著名な音楽家たちが集まる(ウィンではなく)かの有名なサントリーホール,
お正月ということで、聴衆はそれぞれにドレスアップ
娘と私も、それなりにドレスアップ!
会場は、指揮者のタクトに合わせてみんなで手拍子を取る、、、
まさに新春を祝う楽しい雰囲気のニューイヤー・コンサートでした!
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*参照19世紀前半のヨーロッパ、ハプスブルグ帝国は、ロシア・ポーランド・ルーマニア・チェコ・スロヴァニア・ハンガリー・ユーゴスラヴィア・イタリア と多くの国を支配下に治める多民族国家としての繁栄を極めていました。その栄華を誇ってきたハプスブルグ帝国が、さまざまな要因で崩壊の兆しを見せ始めます。民族の反乱、フランスの革命、 ナポレオンの侵略、ローマ帝国の消滅・・・。それまでの秩序が音を立てて崩れ落ちていく不吉で不安定な中、人々は、ワルツに酔い、豪華でお洒落なカフェで談話し、ワインとおいしいお菓子を食べ、贅沢な料理を満喫し、芸術という美意識の中に生きがいを見つけようとしました。19世紀前半(1814~15)に行われた「ウイーン会議」で演奏された3拍子のワルツが、世界にウインナワルツを広めたとされています。