陶芸工房 朝

アトリエ便りです。どうぞよろしく。

花と器-1

2006年02月20日 | インポート

02  三寒四温、少しずつ「春」がやってきています。

 春は花の季節。花はそのままが一番美しいのですが、傲慢な人間は、その美しさを、さらに自分だけの「美」の世界に演出して楽しみたいのですね。「花」と「器」の饗宴。季節の花と器を取り合わせて、シリーズにしてご紹介してみたいと思います。

  先ずは、井戸側と蕗の董です。昔は、井戸水を汲み出すための井戸が、屋敷の中にありました。井戸は、大谷石のような石で囲ってありました。それが「井戸側」です。目的は、危険を防ぐためだったのでしょうが、高じて庭の彩として、装飾にも使われました。この花活けは、その井戸側を模したものです。粘土でブロックをつくり、表面に彫りをいれて、灰釉で焼成しました。

 春が近づいて、陽の光が強くなると、陽だまりの石囲いの間から、ほら、蕗の董がのぞいてる・・・・・・・。*写真はクリックすると拡大します。


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1 コメント

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陶器の意匠も解説の文章もしゃれていますね。 ()
2006-02-21 23:38:08
陶器の意匠も解説の文章もしゃれていますね。
筒井つつ、という業平の伊勢物語を想起します。この企画をシリーズで展開されること期待します。
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