"From the Mixed-up Files of Mrs. Basil E. Frankweiler"という長いタイトルに聞き覚えがなくても、邦題の「クローディアの秘密」なら昔図書館から借りて読んだことがあるという人もいるかもしれません。
クローディアは弟のジェイミーをそそのかして一緒に家出をします。家出先に選んだのはニューヨークのメトロポリタン美術館。
締まり屋のジェイミーの溜めた小遣いでやりくりしながら、二人は美術館で寝泊まります。
クローディアとジェイミーの会話は大真面目なんだけどどこか可笑しくて、美術館に展示されている天使の像は果たしてミケランジェロの作品なのかどうかという謎解きも加わって、最後まで一気に読ませます。
1967年出版なので、すでに50年以上たっていますが、面白い本て古さを感じさせないんですよね。