知らなかった 英単語今日の発見

映画、ドラマ、小説、ニュース。
毎日たくさん出会う知らないことば。
忘れないようにブログに残していきます。

fantastic は素晴らしい?

2017年01月16日 | アガサ・クリスティ
A Murder is Announced (Miss Marple) (Miss Marple Series)
クリエーター情報なし
Harper

 

Of course I couldn’t have afforded this hotel (really fantastic what they charge nowadays),

fantastic って、「素晴らしい、すてきな」っていうポジティブな意味が浮かぶんですが、シャーロック・ホームズやクリスティにに出てくるfantastic は「異様な」とか「とんでもない」という風にネガティブに使われています。

このクリスティの文では値段が「法外な」という意味の方がぴったりだと思います。

 

assume a mask and a black cloak

assume は前にも書いた気がしますが、色々な意味で使われる単語ですよね。ここでは「身に着ける」という意味。

 

Rather stupid really, you know, but full of cupidity and probably extremely credulous.

credulous は「信じやすい、騙されやすい」という意味。

似た意味のことばにgullible があります。

どう違うんだろうと思って調べたら、同じような質問をしている人がいました。でも例によって、あっさりと「同じです」と答えている人もいます。

私は二つのことばがあったら、全く同じ意味のはずはない。どんなに似ていても違いはあるはずだと常々思っているので、違いをきいて「同じ意味です」と答えられると、

「そんなはずない!」

と言いたくなります。

 

何となく、用例とかを見ているうちに出した結論。

credulous は疑い深いくせに、結局は信じてしまう

gullible はあっけらかんと何でも信じてしまう

 

何となくそんな気がしているだけなので、今度ネイティブに聞く機会があったら確かめてみよう。でもまた「おんなじだよ」と言われそうな気もするけど。

 

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4 コメント

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Unknown (Lily)
2017-01-18 19:08:21
英語を特に熱心に勉強していなくてもfantasticという単語は日本人にとっては知らない単語ではないですよね。炭酸飲料のCMでも「ファンタスティック!」ってありましたし。
でも「異様な、とんでもない、法外な」という意味を持つとは思いもしないでしょうね。私も。ホームズやクリスティの原書になじみがあるばっちもんがらさん。やはり数を読んで「あれ?」と思ったら調べて複数の意味があることを確認して覚えるしかないのでしょうね。普通に学校で勉強していたら出会わないかもしれない定義ですよね。

と思っていたら今日日中にこのfantasticという単語が出てきました。今やっと読み終えたLee ChildのKilling Floorの終わりの方に。巨大な倉庫に山のように積み上げられた偽造紙幣を見た主人公が圧倒される場面でした。その後に寓話の中のエメラルド鉱山に例えていたので、この場合は「素晴らしい」なのかもしれませんが、家の高さを超えるような大量の偽造紙幣の山は「異様」でもあるかも。

これシリーズもので観ていませんが9作目と18作目をトム・クルーズが映画化しているのですが、523ページとはいえちょっと時間がかかってしまいました。冒頭は去年公開された18作目の予告に出てきたシーンと同じ。たぶん1作目で印象的なスタートだったのでいいとこどりで18作目の映像化に使ったのかもしれません。

相変わらず分からない単語、忘れた単語がたくさんありハイライトしつづけましたし、読んでも意味が取れない箇所も多くありました。難しい単語を使ってなくても(^^;;) 途中からしばらくどうでもいいや~と思いはじめ、全34章の19章目から大きく動きだしてそこからは集中し最後の方は音読しながら読み進めました。
意味がわからない部分はそのままでも何とかなるし。
ばっちもんがらさんもそういうことありますか?

主人公の体格もイメージもトムとは全く違っていましたが、文体が複雑ではなくアクション部分で映像を思い浮かべられるシーンも多かったので一応トムの顔を思い浮かべてみました。私は趣味で読んでいるのでわからないままでも飛ばしても問題ありませんが、きちんとした日本語に翻訳する人は本当に大変だし凄いなあと感じました。
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Lilyさん、 (ばっちもんがら)
2017-01-19 23:36:40
Lee Child も気になるんですが、まだ1冊も読んでいません。ああ、もうあれも、これも、気になる。うれしい悲鳴ではありますが。

単語の意味は多分、調べすぎるくらい辞書を引くほうだと思います。ただ、やはり続きが気になるときは意味を想像しながら読むこともあります(でも、調べたかった!とずっと気になります)。

翻訳者は、1語たりとも適当にできないわけだから、大変ですよね。でも今はインターネットという強い味方がいるけど、紙の辞書しかなかった時代は、いったいどれだけ調べものに時間をかけたんでしょう。
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Unknown (Lily)
2017-01-20 19:03:26
話が大きく動いて眠くならず音読しはじめたのは19章ではなく29章あたりの間違いでした(^^;;) 先生に言ったら全34章なんでしょ?そんな後のほう?と笑われました。映画化しやすい作品だと思いました。ラストの方はまさに。Lee Childは後で気づいたのですがイギリス人なんですね。でもウィキペディアによるとあえてアメリカ風のスリラーを書くようにしているらしいです。

単語を調べても文全体が掴めない時は無視しちゃっていいんでしょうか。私の場合母国語に近いレベルで理解することはムリなので、完璧を目指すと原書に手が出せなくなりますけれど。児童書もラクではないですよね。

Daddyさんが紹介してくださったサイトを知りませんでした。知っていたらお金を出さなくて済んだ作品があったなあ。

読みたい本はたくさんあります。直木賞を受賞した作品を去年すでに買っていたにも関わらず手をつけていませんし、キンドルにも無料本とサンプルがたくさん。
それは確かに嬉しい悲鳴ですよね。何もしたいことがなくて退屈している人も世の中にはいますもの。

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Lilyさん、 (ばっちもんがら)
2017-01-20 23:29:08
単語の意味は全部わかったのに、文の意味がわからないって、悲しいですよね(よくあるんです、本当に)。でもそれでめげていると先へ進めないので、もちろん無視して進みます(翻訳者だったらまずいですけど^^)。
見るからに難しそうな本はまあ仕方ないかと思いますが、児童書もけっこう???なことあります。こういう時はがっかり感が大きいです。
でも、でも、それでもまあいいかと読み続ければ、そのうち何とかなると期待したい。

無料本だけでも、当分困らないくらい、Kindleにストックしました。あとはPC上で読んでいます。
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