主人公が庭師なので、当然植物の名前が出てきます。
Mexican fleabane
"bane" は「毒」という意味で、"wolfsbane" トリカブトで馴染みのあることばですが、ということはfleabane はノミを駆逐する花なのか。
Kindleの辞書をタッチしたら、「ノミヨケ草」。
何とそのまんま。
気になるので画像検索もしてみたら、これでした。
「ハルジオン」じゃないですか。
「ノミヨケ草」と「ハルジオン」って、ずいぶん印象違うよなあ。
昔はノミを駆除する効果があると考えられていたらしいですが、今ではハルジオンの方が雑草として駆除されているかも。
"fleabane" は土手に咲いている白いハルジオンですが、Mexican fleabane で検索すると、ピンクのもものもあって、少し雰囲気が違いました。
コージーミステリーを読んでるといつも思うんですが、ヒロインってやたらあっちこっちつつきまわって、本当に困ったもんです。
でもその好奇心がないとコージーミステリーは成立しないしな。
Mexican fleabaneは日本で源平小菊と呼ばれている花に似ています。身近で見かけず育てたことはないですが丈が低くて横に這うような感じで可愛いなと思っていました。
検索したらエリゲロンとも呼ばれるみたいで、更にウィキペディアではペラペラヨメナと。
なんだか面白い響き。そう言えばヨメナという花もありますね。そしてペラペラヨメナ、別名「ペラペラヒメジョオン」、「メキシコヒナギク」、「ゲンペイコギク(源平小菊)」、「ムキュウギク(無休菊)」と書いてありました。
そんなに別名があるなんて。
ペラペラヨメナ、はインパクトありますね^^
ゲンペイコギク(源平小菊)
ムキュウギク(無休菊
ユーミンの歌に「ハルジョオン・ヒメジョオン」というのがありますが、これはどちらも「ジョオン」ですね。
こうしてカタカナと漢字を並べてみると、漢字の表現力はすごい!と実感します。