テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

水の都の、お姫(ひい)さん。

2011-04-10 21:41:24 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 今日こそ晴天で!と願っていたのに、
 パッとしない薄曇りのお空で、ちょっと残念でした……。

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 あすこそォ、はれまスようにッ!」
「ぐるる!がるーがるがるる♪」(←訳:虎です!ピーカンだといいな♪)

 お日さまを待つ間にすることといえば、
 はい、やっぱり読書タ~イム!
 本日は、こちらを、どうぞ~!

  


   
                ―― プリンセス・トヨトミ ――


 
 著者は万城目学さん、単行本は2009年3月に、
 画像の文庫版は2011年4月に発行されました。
 単行本刊行時に御紹介いたしましたこの作品を
 今回、あらためて取り上げまするのは……
 きゃわゆいからっ♪

「ふァ???」
「がるっ??」

 というのは半分冗談で、半分本気です。
 ほーら、文庫にかけられた帯を御覧くださいな。
 今日もまた、この帯を見ていただきたくて、
 外さずに撮影いたしましたよ。
 『映画化!5月28日公開』と、ありますでしょ?
 ええ、万城目さんのこの御作、
 映画となって、完成も間近なんです!
 出演なさっているのは、
 堤真一さん、岡田将生さん、中井貴一さん、
 そして、きゃわゆ~い綾瀬はるかさん!
 
「あはッ♪ はるかちゃんッ♪」
「がるる!」(←訳:いいね!)

 TVドラマ化された万城目さんの『鹿男あをによし』では
 玉木宏さんとともに、
 と~っても良いお味を出していた綾瀬さん、
 『プリンセス・トヨトミ』でも
 やって下さってるわよ、きっと!
 どんな慌てん坊さんぶりを、あら失礼、
 どんな素晴らしい演技を見せてくださるのか、
 楽しみですね!

 おっとと、大事なことが、もうひとつ!
 この文庫版『プリンセス・トヨトミ』巻末には
 著者・万城目さんによる
 『あとがきにかえてエッセイ』が収録されています。
 題して、

 《なんだ坂、こんな坂、ときどき大阪》。

「ふァ????」
「……がるるーるぐるぅ」(→訳:……シュールですねぇ)

 生まれ育った大阪の地を、
 なつかしく、微笑ましく、振り返る万城目さん。
 行間からにじみ出るオオサカLOVE!の熱き思いは
 読み手の心をも熱くさせますよ。
 私ネーさ、京都大好き!ですけれど、
 大阪も大好きです!
 グリコのネオンも、ミナミの喧騒も、
 JR大阪駅前の雑踏も、
 阪神と阪急の両デパ地下の充実ぶりも、
 うっとりと、ありありと思い出しては呟くのです……行きたいな、大阪♪

「もうそろそろォ、おおさかのォさくらもォさきまスゥ♪」
「ぐるぐるがるがるるるる!」(←訳:桜の通り抜け、観てみたいね!)

 大阪を愛する御方に、
 日本の歴史を愛する御方に、
 ヒトの歴史の機微を愛する御方に、
 おすすめの一冊です。
 ぜひ!
コメント
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