「こんにちわッ、テディちゃでス!
りッしゅうゥ~ッ!」
「がるる!ぐるるぅ!」(←訳:虎です!秋だよぅ!)
こんにちは、ネーさです。
暦の上では立秋となりましたね♪
すぐにでも涼しくなっておくれと願いつつ、
本日も簡略版読書タイムをお送りしますよ。
さあ、↓こちらを、どうぞ~!
―― 大誘拐 ――
著者は天藤真(てんどう・しん)さん、
単行本は1978年に発行されました。
1979年の『日本推理作家協会賞』を受賞した
長編ミステリ作品です。
ふぅ~…熱中症の後遺症でしょうか、
複雑怪奇で重苦しい内容のお話には
拒否反応を起こしちゃってる私ネーさですが、
笑える!
となれば、イケます。大丈夫です。
そして、この『大誘拐』、
けっこう笑えちゃうんです。
「くすくすッ」
「ぐるる!」(←訳:うふふ!)
或る日、
ひとりの老婦人が行方不明となりました。
いえ、実は、
正体不明の三人組に誘拐された……!
通常でしたら、
こういった誘拐事件発生の場合は報道協定が結ばれ、
ニュースになることは一切なし、
捜査や交渉は万事秘密裏に進められる……
という対応を取るところですけれど、
今回のケースは特異です。
犯人とのやり取り、
身代金の受け渡し、
すべてを公開!
「ありえないィ~!」
「がるぐるがる!」(←訳:でも事実だよ!)
さらにさらに、要求された身代金は。
百億円。
嘘だよね?と誰もが耳を疑う金額ですが、
いやいや、誘拐犯は本気らしい……!
「うむむゥ~むッ?」
「ぐるがっるるる??」(←訳:どうなってるの??)
設定からして不可能でしょ?
有り得ないでしょ?
まさか?な『大誘拐』事件の
結末は、いったい……?
私ネーさが大々好きな、
著者・天藤さん(1915~1983)の代表作『大誘拐』は、
現在、創元推理文庫版が入手容易かと思われます。
ミステリ小説は好きだけど、
これはまた読んでないわ、という活字マニアさんは、
夏休みの読書リストに、ぜひ~!
あ、そうそう、映画化もされているので、
映像好きな方々は映画『大誘拐』を
探してみてくださいね♪