テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 名作再読・天藤真さん著『大誘拐』 ~

2022-08-07 20:39:27 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 りッしゅうゥ~ッ!」

「がるる!ぐるるぅ!」(←訳:虎です!秋だよぅ!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 暦の上では立秋となりましたね♪

 すぐにでも涼しくなっておくれと願いつつ、

 本日も簡略版読書タイムをお送りしますよ。

 さあ、↓こちらを、どうぞ~!

  

 

 

          ―― 大誘拐 ――

 

 

 著者は天藤真(てんどう・しん)さん、

 単行本は1978年に発行されました。

 1979年の『日本推理作家協会賞』を受賞した

 長編ミステリ作品です。

 

 ふぅ~…熱中症の後遺症でしょうか、

 複雑怪奇で重苦しい内容のお話には

 拒否反応を起こしちゃってる私ネーさですが、

 笑える!

 となれば、イケます。大丈夫です。

 

 そして、この『大誘拐』、

 けっこう笑えちゃうんです。

 

「くすくすッ」

「ぐるる!」(←訳:うふふ!)

 

 或る日、

 ひとりの老婦人が行方不明となりました。

 いえ、実は、

 正体不明の三人組に誘拐された……!

 

 通常でしたら、

 こういった誘拐事件発生の場合は報道協定が結ばれ、

 ニュースになることは一切なし、

 捜査や交渉は万事秘密裏に進められる……

 という対応を取るところですけれど、

 今回のケースは特異です。

 

 犯人とのやり取り、

 身代金の受け渡し、

 すべてを公開!

 

「ありえないィ~!」

「がるぐるがる!」(←訳:でも事実だよ!)

 

 さらにさらに、要求された身代金は。

 

 百億円。

 

 嘘だよね?と誰もが耳を疑う金額ですが、

 いやいや、誘拐犯は本気らしい……!

 

「うむむゥ~むッ?」

「ぐるがっるるる??」(←訳:どうなってるの??)

 

 設定からして不可能でしょ?

 有り得ないでしょ?

 まさか?な『大誘拐』事件の

 結末は、いったい……?

 

 私ネーさが大々好きな、

 著者・天藤さん(1915~1983)の代表作『大誘拐』は、

 現在、創元推理文庫版が入手容易かと思われます。

 ミステリ小説は好きだけど、

 これはまた読んでないわ、という活字マニアさんは、

 夏休みの読書リストに、ぜひ~!

 

 あ、そうそう、映画化もされているので、

 映像好きな方々は映画『大誘拐』を

 探してみてくださいね♪

 

 

 

コメント
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