「こんにちわッ、テディちゃでス!
あのひとはァ~うちゅうじんッ!」
「がるる!ぐるがるるる?」(←訳:虎です!既にバレバレ?)
こんにちは、ネーさです。
今季最高にクレージーなドラマ『ホットスポット』、
秘密を共有する人数がどんどん増えていって、
それはもうヒミツではないような?
大笑いして次回放送を待ちながら、
さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― 江戸の文化 ――
監修は加唐亜紀(かとう・あき)さん、
2024年11月に発行されました。
『知識ゼロでも楽しく読める!』と副題が付されています。
毎週日曜日、『ホットスポット』より数時間前に
放送されているのは、大河ドラマ『べらぼう』。
江戸時代を舞台にした作品にあやかってでしょうか、
小説から歴史ノンフィクション等々、
多様な関連本が書店さんの特設コーナーを飾っていますね。
今回ご紹介いたします↑こちらの御本は、
《江戸雑学事典》ともいうべき、
さまざまな江戸の文化事情が図解&解説されています。
「まずはァ、きそちしきィ!」
「ぐるるるるがるるぐるる!」(←訳:政府機構や日々の暮らし!)
江戸時代とは、
1603年(徳川家康さんが征夷大将軍に就任)から
1867年(徳川慶喜さんが大政奉還)するまでの、
およそ260年間。
戦乱が無くなって社会が安定し、
経済が発達して人口も増加、
”町人が文化を生み出した時代”とも言われています。
「わッ、せまッ!」
「がるるぐる!」(←訳:狭いぞ江戸!)
花の大都会、お江戸。
その面積は意外にも狭くて、
『べらぼう』の時代の江戸は、
北は巣鴨、東は亀戸、西は内藤新宿、
南は高輪……といったところでしょうか。
後の時代にはひと回り広くなりますが、
この狭いエリアに百万もの人間がひしめいていたら、
ドラマになるような出来事が生まれるのも必然、ですね。
江戸を起点/終点に
何万もの参勤交代の武士たちが行き交い、
運河には物資を運ぶ船が浮かび、
川面には花火の光が映って、
おや、見世物小屋で観衆の注目を集めているのは?
「ぱおんッ!」
「ぐるがる!」(←訳:ゾウさん)
庶民が住まう長屋の間取りは?
水道(上水)が建設されたのは、いつ?
毎日の食事の内容は?
宝くじ(富くじ)の当選金額は?
「あはァ! たからくじィ!」
「がるるぐるるるがるる?」(←訳:1等の当選金はいくら?)
富くじ1枚のお値段は、
金1朱(約6000円)~金2分(約5万円)と、
現代のくじに比べて高価でした。
そして、
当選金の最高額は、1,000両。
1両を10万円として計算すると、
約1億円。
しかし、江戸後期、
最盛期を迎えた富くじは
飽和状態になってしまい、
赤字となるくじが増加、
1842年の『天保の改革』によって
禁止となりました。
「あちゃァ~…」
「ぐるるるる!」(←訳:ややこしや!)
本文の後半部分では、
女性のファッションやメイク、
出版業界のあれこれ、
浮世絵は最初に何枚摺っていたのか、
妖怪ブームと絵師さんたち、
江戸の年中行事図などのエピソードが
掲載されています。
戦争がなくなった時代だからこそ謳歌できる、
豊かな実り――
大河ドラマを見ていない方々にもおすすめの、
84話のお江戸豆知識を、
皆さま、ぜひ♪