テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ お江戸、豆マメ知識 ~

2025-02-10 22:03:14 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 あのひとはァ~うちゅうじんッ!」

「がるる!ぐるがるるる?」(←訳:虎です!既にバレバレ?)

 

 こんにちは、ネーさです。

 今季最高にクレージーなドラマ『ホットスポット』、

 秘密を共有する人数がどんどん増えていって、

 それはもうヒミツではないような?

 大笑いして次回放送を待ちながら、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

             ―― 江戸の文化 ――

 

 

 監修は加唐亜紀(かとう・あき)さん、

 2024年11月に発行されました。

 『知識ゼロでも楽しく読める!』と副題が付されています。

 

 毎週日曜日、『ホットスポット』より数時間前に

 放送されているのは、大河ドラマ『べらぼう』。

 江戸時代を舞台にした作品にあやかってでしょうか、

 小説から歴史ノンフィクション等々、

 多様な関連本が書店さんの特設コーナーを飾っていますね。

 

 今回ご紹介いたします↑こちらの御本は、

 《江戸雑学事典》ともいうべき、

 さまざまな江戸の文化事情が図解&解説されています。

 

「まずはァ、きそちしきィ!」

「ぐるるるるがるるぐるる!」(←訳:政府機構や日々の暮らし!)

 

 江戸時代とは、

 1603年(徳川家康さんが征夷大将軍に就任)から

 1867年(徳川慶喜さんが大政奉還)するまでの、

 およそ260年間。

 

 戦乱が無くなって社会が安定し、

 経済が発達して人口も増加、

 ”町人が文化を生み出した時代”とも言われています。

 

「わッ、せまッ!」

「がるるぐる!」(←訳:狭いぞ江戸!)

 

 花の大都会、お江戸。

 その面積は意外にも狭くて、

 『べらぼう』の時代の江戸は、

 北は巣鴨、東は亀戸、西は内藤新宿、

 南は高輪……といったところでしょうか。

 

 後の時代にはひと回り広くなりますが、

 この狭いエリアに百万もの人間がひしめいていたら、

 ドラマになるような出来事が生まれるのも必然、ですね。

 

 江戸を起点/終点に

 何万もの参勤交代の武士たちが行き交い、

 運河には物資を運ぶ船が浮かび、

 川面には花火の光が映って、

 おや、見世物小屋で観衆の注目を集めているのは?

 

「ぱおんッ!」

「ぐるがる!」(←訳:ゾウさん)

 

 庶民が住まう長屋の間取りは?

 水道(上水)が建設されたのは、いつ?

 毎日の食事の内容は?

 宝くじ(富くじ)の当選金額は?

 

「あはァ! たからくじィ!」

「がるるぐるるるがるる?」(←訳:1等の当選金はいくら?)

 

 富くじ1枚のお値段は、

 金1朱(約6000円)~金2分(約5万円)と、

 現代のくじに比べて高価でした。

 そして、

 当選金の最高額は、1,000両。

 1両を10万円として計算すると、

 約1億円。

 

 しかし、江戸後期、

 最盛期を迎えた富くじは

 飽和状態になってしまい、

 赤字となるくじが増加、

 1842年の『天保の改革』によって

 禁止となりました。

 

「あちゃァ~…」

「ぐるるるる!」(←訳:ややこしや!)

 

 本文の後半部分では、

 女性のファッションやメイク、

 出版業界のあれこれ、

 浮世絵は最初に何枚摺っていたのか、

 妖怪ブームと絵師さんたち、

 江戸の年中行事図などのエピソードが

 掲載されています。

 

 戦争がなくなった時代だからこそ謳歌できる、

 豊かな実り――

 大河ドラマを見ていない方々にもおすすめの、

 84話のお江戸豆知識を、

 皆さま、ぜひ♪

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