テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

百花繚乱ロールケーキ事典♪

2009-12-11 23:18:04 | ブックス
 暖冬……なのだそうですが、ホントかしらん? 
 東京・多摩地方の、ここ八王子はけっこうな寒さですよ~?
 こんにちは、ネーさです。

「こんにちわゥ、テディちゃでスゥ!
 おさむゥござんスッ! ぷるるッ!さむゥッ!」

 寒いといいつつ冬眠しない特異体質のクマと一緒に、
 さあ、本日ご紹介いたしますのは、雑誌ですよ♪
 こちらを、どうぞ~!



             ―― SAVVY ’10年1月号 ――


 
 京阪神エルマガジン社から発行されているこちらは、
 関西圏ではお馴染みの月刊誌さんですね。
 関東圏でも、大手の書店さんなどでは取り扱われているようです。
 2010年の1月号の特集記事は、表紙の写真でお分かりでしょう――

「ろーるゥけーきィ!!」

 ええ、そうですね。
 『大阪神戸京都 最新パン&ロールケーキ』!
 東京のみならず、全国的に人気のスイーツ、ロールケーキ。
 その特集とあってか、この1月号も大人気で、
 東京圏の本屋さん店頭では既に売り切れ状態!
 ネーさ、ネットの本屋さんで入手いたしましたよ。
 (楽天ブックスさん、エルマガジン社さん等で取り寄せ可能です)

「それでッ? なかみィはァ?
 けーきィ、いッぱいィのッてましたでスかッ??」

 それはもう!
 ワンダフルな大展覧会!
 関西ロールケーキの博覧会です!

 実力派パン屋さんの最新パンNEWSも
 私たち食いしん坊の体温を
 じりじりっと上昇させてくれますが、
 ロールケーキ特集、すごいです!
 全力投球、いえ、全ページ甘味食欲全力全開!やる気満々ですよ!
 編集者さん&ライターさんたちの苦労がしのばれますわ……。

「ひゃふァ~……
 これェぜんぶゥ、たべくらべたのォでスかァ~?」

 特集制作にあたり、サヴィ編集室さんで試食したロールケーキの総数は
 ……358本!
 その中から厳選された
 『関西で帰るロールケーキ215本!』
 が詳しく紹介されています。

 わけても、『京阪神9百貨店ロールケーキカタログ』が見どころですね!
 扱っている百貨店ごと、ブランドごとに、
 ロールケーキのサイズ、
 使われているクリームの種類、具材、といったデータが
 ケーキの断面写真とともに一覧化されているんです。
 一目で、
 あっ!これは私の好みのケーキだわ!
 と判る痛快な試みと申せましょうか♪

「ふァふふゥ~♪
 おいしそォ~♪」

 また、ショーケースに並ぶことはない、
 何故ならケースに並べるより早く売り切れてしまうから――という、
 一日に1400本を完売する激烈人気の
 『パティシエ エス コヤマ』さんの《小山ロール》……こちらも凄いです!
 休日にはすべて予約済みになっちゃうこともある、って、
 怖ろしいほどですね!
 ああ、関西の方々が羨ましい……!
 《小山ロール》、ネーさも味わいたいです!

「テディちゃもォたべたいィでスゥ!」

 関東以上に進化発展しているらしい関西のスイーツ事情、
 見過ごしにできないわ!という全国のスイーツマニアさんに、
 このSAVVY1月号はおすすめです!
 デパ地下好きさんも、必携でしょう!

「かんさいのォけーきはァ、うるとらァわんだふるゥでスッ!」
 
 
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おさつまテイスト♪

2009-12-10 22:48:47 | 美味
 玄関で点滅するトナカイくん&スノーマンちゃん、窓には赤や青の電飾……
 自分のお家でイルミネーションというのもなかなか良いな~♪
 と思うネーさです、こんにちは。
 いつか我が家をイルミまみれにしてみたいものです。

「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
 ふッふッ♪ きょうはァ、おやつゥたいむゥ!」

 はーい、本日は木曜日、週の真ん中ですから、
 ささやかなおやつタイムにいたしましょう。
 『カルビー』さんの、《じゃ》じゃなかった、
 《さつまりこ》をどうぞ召し上がれ~♪

「わほッ! さつまッ!
 いッただきィまァ~スゥ!
 ぱくッ! かりッ! さくッもぐぐッ!」

 季節限定の《さつまりこ》くん、
 さつまいもの甘味に目尻も下がりますね。
 スイートポテトではなく、
 大学芋や蒸かしたお芋の和風なお味がいたしますでしょ?

「ふァいッ! んままッでス♪」

 ぽりっ!かりっ!とした食感もよろしいのですが、
 《じゃがりこ》恒例、
 パッケージのバーコード部分のお遊びにも笑ってしまいます。
 今回は、バーコードのデザインにも手を加えた上に、
 『期間限定!イモしかない!』と文が添えられていて……

「それはァ、だじゃれっ、でスかァ~」

 コンビニ、スーパーなどで《さつまりこ》を見かけたら、
 皆さま、バーコード鑑賞は必須ですよ。
 なお、《じゃがりこ》シリーズの新作、
 《こがしバター醤油味》はとても美味しい!のだそうです。
 ネーさ、鋭意捜索しておりますが……まだ出会っていません。
 売り切れちゃったのかなぁ~?

「がんばッてェ、みつけてェ、いただきィましょうッ!」

 発見次第、御報告いたします♪
 では、皆さまも楽しいおやつタイムを~!

「んままッ!」(←Vサイン!)
 
  
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花の都からプチ旅へ~♪

2009-12-09 23:20:03 | ブックス
 年末年始にゃ豪勢に旅行だぜぃ!という方々、予約&準備は完了しましたか?
 こんにちは、ネーさです。

「こんにちわゥ、テディちゃでスゥ!
 りょこうゥ~……いいなァ~♪ りょこうゥゆきたいィ~♪」

 テディちゃ、本日ご紹介いたしますのは、
 旅行の予定がある御方もない御方も愉しめるガイドブックですよ。
 さあ、こちらを、どうぞ~!


 
             ―― パリ発、日帰り小旅行 ――



 著者は『地球の歩き方』編集室の皆さん、’09年8月に発行されました。
 『Petits voyages autour de PARIS』と仏語題が付されています。
 パリから小旅行……いいですねえ♪優雅だわあ~♪

「かちょいィでスゥ!
 おふらんすはァ、えにィなりまスねッ!」

 『日帰り』とあるくらいですから、
 掲載されている場所は、どこもパリからそう遠いところではありません。
 ですが、ジヴェルニー、ルーアン、と聞けば
 印象派絵画好きな御方の心は高鳴りますよね。
 ワイン好きな御方は、
 ブルゴーニュのボーヌ、シャンパーニュ地方のランス、と聞けば……

「むむッ!
 すぐにもォ、にづくりィしたくなッちゃいまスねッ」

 アートをテーマにした小旅行もおすすめですよ。
 ネーさがグッと来たのは、
 『王たちの城』の章で紹介されている
 《レオナルド・ダ・ヴィンチ 終焉の地を訪ねて》のページでした。

 レオナルドさんが晩年をすごしたのは、
 ロワール河畔のアンボワーズ。
 この地の、クロ・リュセと呼ばれる館を
 フランソワ一世はレオナルドさんに与えます。
 王さまが滞在するアンボワーズ城とクロ・リュセ館は
 秘密の地下通路で結ばれており、
 レオナルドさんに会いに行くとき、
 王さまはこの通路を使ったのだとか……

 3年間。
 レオナルドさんはクロ・リュセの館で暮らしました。
 館に別れを告げ、王さまに別れを告げ、
 現世のすべてに別れを告げてレオナルドさんが旅立ったのは
 1519年5月2日のことでした。
 アンボワーズ城内の礼拝堂に、レオナルドさんのお墓はあります。

「いたりあからはァ、とおいィところォでスゥ……」

 故郷フィレンツェの丘陵を、
 レオナルドさんは夢に見たのでしょうか。
 城の窓に映るロワール川を、
 アルノ川に重ねたりもしたのでしょうか。
 
 アンボワーズはパリから列車で約2時間、 
 何度もの戦乱を経て、
 フランソワ一世の頃よりも規模は縮小されてしまったといいますが、
 お城は今もロワールの川辺に建っています。

「もなりざァさんもォ、ここにィありましたでスゥ!」

 フランスのアートや文化に思い入れある御方には、
 たっぷり楽しめますし、
 発見!もたくさんありそうな御本です。
 おフランス好きさんに、ぜひ!

「おみやげェじょうほうゥ、
 おいしィものじょうほうゥもォ、
 い~ッぱいィ、のッてまス!」

 ……お土産と美味、大事ですか?

「だいじィでス!」 (←力強く!)

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アクアなクライム・ノヴェル?

2009-12-08 23:11:21 | ブックス
 こんにちは、一度『地デジカ』くんに会ってみたいなぁと思うネーさです。
 彼は、ゆるキャラ……というより、とぼけキャラくん?
 
「こんにちわゥ、テディちゃでスゥ!
 ふんッ! 
 しょせんッ、しかなどォくまのてきィではありませんよゥ!」

 鹿、クマ、そして本日ご紹介いたしますこの作品に登場するのは
 ……熱帯魚くん!
 動物まみれ、お魚まみれな、こちらを、どうぞ~!



            ―― リッターあたりの致死率は ――



 著者は汀こるもの さん、’09年4月に発行されました。
 『THANATOS(タナトス)』と英字が題名に添えられています。

「むッ! たなとすゥ!
 これはァ、あのォ、しにがみィくんッ!でスねッ」

 はい、以前に御紹介しました『パラダイス・クローズド』
 『まごころを、君に』『フォークの先、希望の後』といった
 汀さんの作品で探偵役を務める双子くんの、
 お兄さんの美樹(よしき)くんを評して
 ……死神(タナトス)。

 美樹くんのゆくところ、
 有無を言わさず、不幸な出来事が連続するのです。
 人智を超え、数学的確率も常識も無意味なほどに、
 悪いことばっかりが。

「まさかァ、こんどもォ、でスかッ」

 御本人は望んでもいなかったのですけれど、
 今度も、なのでした。
 熱帯魚マニアである美樹くん、
 『国際鑑賞魚フェスティバル』へ、
 デート気分でお出かけいたします。
 弟の真樹(まさき)くん、お目付け役の刑事・高槻さん、
 美大生の彼方(かなた)さんと一緒に、
 一匹ン万円もするお魚さんたちをのどかに眺める……つもりが。

「わきゃゥッ!
 きゅうきゅうしゃでスゥ!
 ぱとかーでスゥ!」

 大混乱となったフェスティバル会場から、
 かろうじて逃げ出した美樹くんと彼方さん。
 しかし、タナトス美樹くんに安息の地はないのでしょうか、
 新たな犯罪に巻き込まれてしまいます……。

「しにがみくんもォ、さいなんッでスねェ~……」

 汀さんのデビュー作『パラダイス・クローズド』は
 細部まで計算されつくした本格ミステリの色合い濃い作品でしたが、
 この御本はクライム・ノヴェル……と呼ぶべきでしょうか。
 刑事さんである高槻さんの視点から
 描写されているパートも多いので、
 一風変わった警察小説とも考えられます。
 
 オサカナ好き、いえ、熱帯魚好きさんにとっては当然の、
 でも熱帯魚は分かんないわ?な私たちビギナーには
 驚きのオサカナ知識もちりばめられたこの御本、
 新奇なミステリどーんと来いっ!な活字好きさんにおすすめ、ですよ~♪

「ちでじかくんよりィ、
 ねッたいぎょくんのほうがァ、ふしぎィい~ッぱいィでス!」

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葡萄畑の、役者さん。

2009-12-07 23:12:22 | ブックス
 リラックマちゃんのオマケつき雑誌のTVCMに、
 どうしようっ欲しいかもっ♪
 と、よろめいてしまったネーさです、こんにちは。
 ……まだ買ってはおりませんが。

「こんにちわゥ、テディちゃでス!
 おまけはァ、びみょうッ!」

 雑誌のオマケがリラックマちゃんならば、
 本日ご紹介いたしますこちらは……映画の、オマケ的存在でしょうか?
 いえいえ、オマケ?とはいえ、
 世にも稀なる楽しいオマケを、さあ、どうぞ~!



           ―― 小日向文世 アメリカへ行く。 ――



 著者は小日向文世さん、’09年10月に発行されました。
 副題に、《『サイドウェイズ』撮影日記》とあります。

「おォ~! ふみよおじちゃんッ!
 しぶウ~いィやくしゃさんッ、なのでスよゥ!」

 はい、小日向文世さんは『オンシアター自由劇場』で鍛えられ、
 現在はTVドラマや映画、舞台などで活躍しておられる俳優さんです。
 今年、’09年は、『重力ピエロ』にも出演されましたが、
 主役!として脚光を浴びたのは、なんといっても
 『サイドウェイズ』――
 オール・アメリカロケの、長編映画です!
 今秋に公開されたこの作品を
 憶えておいでの映画ファンさんもおられますよね?

 かつて、第77回アカデミー賞で5部門にノミネートされ、
 脚色賞を受賞したハリウッド映画『サイドウェイズ』。
 そのリメイク作品を、
 海外の監督さん&日本人キャスト4人で制作することになり、
 主役の『売れないシナリオライター・斉藤道雄』を
 小日向さんが演じる運びとなりました♪

「むぽぽッ!
 なんだかァすごいィ! かちょいィ!」

 小日向さん、国際線ゲートをくぐります。
 もうひとりの主役を務める生瀬勝久さんとともに
 これから、米国・西海岸での撮影生活の始まり始まり~!

「えいがのォ、ほんばでス!
 やくしゃさんならァ、いちどはァ、はりうッどォ!」

 エキスパートの集う現場での撮影は順調に進行し、
 適応力の高い小日向さんと生瀬さん、
 米国での撮影や生活にも慣れてきました。
 生瀬さんは、移住してもいいかなぁ、と言い出しちゃいます。
 しかし、そこにアクシデントが!

「えッ?? じッ、じけんでスかッ!!!」

 悪名高いユニオンのストライキがロケを直撃?!
 ご飯が出てこない!
 鳴り物を持ったデモ隊が撮影の邪魔を!

「むむゥ! せッかくのォ、さつえいィをッ!」

 葡萄園で知られるナパバレーでのロケ、
 生瀬さんのお誕生日、
 手づくりおにぎり、
 毎日が合宿みたいだ、と小日向さんが言う撮影の日々は、
 アクシデントを踏み越え乗り越え、
 もうあと残りわずか……。
 クランクアップまでの時を、
 小日向さんは大切に大切に過ごしてゆきます。
 良い演技ができることを、
 良い映画が出来上ることを願いながら……。

「ふァいッ!
 たいへんだけどォ、たのしそゥでェ、いいなァ~♪」

 撮影の裏側を書きとめた貴重な日記、
 映画好きな御方はぜひ!
 美しい写真もい~っぱい載っていますから、
 写真好きさんも、ぜひ!
 
 そして、ネーさと同類の、
 小日向さんのファンなんですぅ~!という御方は
 巻末の『サイドウェイズまでの道』で泣いて下さい!

「すばらしィやくしゃさんたましいィにィ、たッくさんのォ、はくしゅをッ!」
 
 
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ゴールは見えねど、ちょっと休憩?

2009-12-06 22:58:13 | ショコラ
 ……ふーっ、プチ大掃除って、疲れるものですわね。
 こんにちは、ネーさです。

「こんにちわゥ、テディちゃでス!
 ネーさ、ぷちおおそうじィ、ッてェ、にほんごはァ、へんッ!」

 そ、そうでしょうか?
 単純に、小分けにして大掃除を始めてみた、ということなんですが。
 年末と言えば大掃除でしょ?
 掃除用品の広告がTVや新聞雑誌で花盛り~♪
 ならばネーさもその流行に乗ってやるぞぉ~!

「……なにかがァ~ちがうゥ~きがァするゥ~!」

 えへん、お掃除は肉体労働です。
 では、労働のご褒美として、甘いものをいただこうじゃありませんか。
 先日コンビニでゲットしてきましたこちらは、
 『チロルチョコ』さんの
 《モチクリーム チョコレート》
 《モチクリーム 宇治金時》
 《モチクリーム キャラメルプリン》。
 詳細は不明ですが、『チロル』さんと『モチクリーム』さんの
 コラボ製品なのかしら?
 
「たべてェみればァ、わかりまスゥ!」

 よろしい、実食と参りましょう!
 いただきまぁーすっ! ぱくっ!

「いただきまァスゥ~! ぱくちょッ!
 あはッ! なかにィ、おもちィがッ♪」

 ふぅ~む……そうね、美味しいチョコレート菓子ではありますけれど、う~む?

「ごふまんでスかァ、ネーさッ?」

 いえ、不満ではなく、
 『チロルチョコ』さんにしては冒険心を抑制したお味、であるような?
 醤油ミルクとか、柿、焼きなこもち等に比べると……
 ちょこっと地味ね?

「でもォ、んまま♪でスゥ!」

 そうですね。
 3種類のチョコの中で、おお~♪と思わせてくれるのは
 《宇治金時》。
 抹茶チョコレートのほろ苦さ・すっきりした甘さに、

「おかわりィ、ぷりィ~ずゥ!」

 と、つい言いたくなっちゃうかもしれません。

「ふゥッ!
 おいしかッたァ~♪ごちそォさまでしたッ♪
 ネーさ、ぷちおおそうじィ、
 まだまだァのこッてまスでスよゥ!」

 あっ?という間のおやつタイムでした……
 プチ大掃除の、ゴールは遠い……ようです。(←ゴールなんてあるのかしら……?)


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歴史上初の?メトロミステリ!

2009-12-05 23:09:25 | ブックス
 12月最初の週末、いかがお過ごしでしょうか?
 こんにちは、ネーさです。

「こんにちわッ、テディちゃでスッ!」

 本日は、はいっ、御覧の通り、DVDブックの御紹介ですよ~♪
 しかも、前回の記事に続いての《テツ》つながり、な作品です。
 こちらを、どうぞ~!



        ―― シャーロック・ホームズの冒険 vol.13 ――



 制作は英国のグラナダTVさん、
 画像の宝島MOOK版は’09年12月に発行されました。
 このvol.13には、
 『ウィステリア荘(WISTERIA LODGE)』と
 『ブルース・パーティントン設計書(THE BRUCE PARTINGTON PLANS)』
 の2話が収録されています。

「あいかわらずゥ、かちょいいィ、ほーむずさんッ!
 でもォ、どこがァ、てつゥ、なのでスかァ??」

 それはね、なんといっても『ブルース・パーティントン設計書』ですよ。
 
 或る日のこと――
 ホームズさんはたいそう驚きます。
 ここ、ベーカー街221Bに、兄のマイクロフトがやってくる?!?
 自宅とオフィスとディオゲネス・クラブ以外の場所へ、
 マイクロフトが自分から足を運ぶとは!
 いった何事が起こったのか?

「きッとォ、じけんッ!なのでスよゥ!」

 ええ、事件でした。
 国家を揺るがす機密書類盗難紛失事件です!
 マイクロフトさんに説得され、
 調査に乗り出したホームズさんが向かったのは
 地下鉄オールドゲイト駅に程近い事件の現場です。

「あはッ! ちかてつゥ!」

 複雑に交差する線路、
 カーブやポイント――
 ホームズさんはたちまちヒントを読み取ります。
 事件の真相は、鉄路の彼方に……!

 『女流阿房列車』で酒井順子さんは東京の地下鉄全線に乗車しましたが、
 どうやらヴィクトリア朝のロンドンでも
 同様のことを実践していた御方が存在したようです。
 その御方こそ、ホームズさん!
 でなければ、かくも即断できるはずがありません、よね。
 鍵は地下鉄路線にあり!と。

「ほーむずさんッ、てつゥ、だッたのでスねッ!」

 実務系テツさん、或いは、趣味と実益派テツさん、とお呼びすべきでしょうか。
 原作が発表されたのは1908年ですが、
 物語は1895年に起こった、とされています。
 これより以前に、地下鉄ならではの機構を駆使して
 著述されたミステリは……まず無かろうと思われます。
 つまり、史上初の諮問探偵さんは、
 史上初のテツ探偵さんでもあったのでは?

「ぱいおにあァ、でスゥ! えらいッ!」

 もうひとつの作品『ウィステリア荘』は、
 うって変わって、ロマン派的なドラマです。
 スパイ・アクション《鉄道》ミステリと、ドラマチック・ミステリと、
 両方を楽しめるDVDブック、
 おすすめですよ~♪

「ちかてつゥまにあさんにはァ、きにいッてェもらえるゥかもッ!」
 
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女子テツのバイブル?

2009-12-04 22:48:19 | ブックス
 ほんものテツの皆さま、ときどきテツの皆さま、
 こんにちは、プチテツのネーさです。

「こんにちわゥ、テディちゃでスゥ!
 てつゥ……?
 あッ、わきゃッたでス!」

 はい、『テツ』――いわゆる鉄道マニア、鉄道好きの方々を
 そう呼んでおりますね。
 さあ本日は、豪快きわまる女性『テツ』さんの御本を、どうぞ~!



               ―― 女流阿房列車 ――


 
 著者は酒井順子さん、’09年9月に発行されました。
 『阿房』は『あほう』とお読み下さいな。

「あほうゥッ???」

 ええ、アホウです。
 踊るアホウに見るアホウ、のアホウ、ですね。
 でも、そもそも『阿房列車』とは、
 内田百さんの故事?にさかのぼるのです。
 
 『なんにも用事がないけれど、汽車に乗って大阪へ行って来ようと思う』

 と述べて汽車旅を始めた百先生の前例に倣い、
 大の鉄道好き・酒井さんも列車に乗り込みました。
 
「ふむふむッ!
 おおさかァ、でスかァ~?」

 いいえ、それが……この御本に於いて、
 旅の目的地やテーマを決定するのは酒井さんではなく、
 新潮社の編集者さんたち、なのでした。

 酒井さん、編集者さんたちが繰り出す
 とんでもない命題に従い、
 四苦八苦することになっちゃいます。
 冒頭、酒井さんが身を投じる羽目になったミッションとは――

 《東京の地下鉄全線に一日で乗りませんか》計画!

「うえェッ??
 とうきょうのォ、ちかてつはァ、いッぱいィあるのでスよゥ!?!」

 おぼろげながら、鉄道ファンならずとも、解りますよね? 
 これがいかに、困難な企みであるかは……
 
「うゥッ、そうぞうゥしたくないィでスゥ~」

 別のミッションではさらに驚かされますよ!
 題して、

 《東海道五十三乗りつぎ》始末記~!

 弥次さん喜多さんの東海道五十三次をちょいっと真似して、
 日本橋から京都まで。
 しかし! 途中で乗り継ぎを53回しなくてはなりません!

「……ふァ??」

 編集者の方々と酒井さん、前人未到のこの荒業に挑戦いたします。
 地下鉄、JR、モノレールから、
 なんと芦ノ湖の観光船までも乗り継ぎ経路に用い、
 西の都を目指すのですが……53乗り継ぎ、制覇できるのでしょうか?

「うわァ~んッ!(←抗議の号泣ですか?)
 じゅんこォおねえさんがァ、こわれちゃうゥよゥ~!
 こわいィ~!」

 テツ心を揺さぶる壮大かつ遠大、
 無謀で無茶な冒険の記録!
 ……それにしても、新潮社の編集者さんて、皆さまテツ系?
 会社の総力を挙げ、喜々として酒井さんをサポートする姿勢は
 真正鉄道マニアさん揃いとしか思えませんが……?

「それはそれでェ、こわいィ~!」

 鉄道好きさんはもちろん、
 アクションアドベンチャー好きな御方も?ぜひ!
 あ、駅弁好きな御方にも、おすすめですよ~♪

「むぽッ♪
 かにずしィ、くださァ~いッ!」

 あげませんっ!

 
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きびだんごイリュージョン?

2009-12-03 23:04:26 | 美味
 こんにちは、ネーさです。
 とぉーっても寒ぅい今日の東京・多摩地方、
 身体を温めなくちゃ!と、
 美味しさで評判のお店のカレーをいただきました。
 香り豊かで、熱々で、スパイシーで……あれ? 
 お味が、以前と違う……?
 気のせいでしょうか、
 前は、もっとフルーティな甘みとコクがあったような?
 うぅ~ん、イメージが壊れてしまって、なんだか悲しい……。

「ふァいッ!
 おちこんだァときにはァ、これッ!
 げんきィをォだすのでスゥよゥ、ネーさ!」

 おお、テディちゃ、これはっ!
 『廣榮堂』さんの《元祖 きびだんご》ですね!
 安政3年創業の名店さんによる
 岡山名物のお菓子、
 お口直しにさっそくいただきましょう!
 ぱくっ!

「いただきまスゥ!
 ぱくッ! もぐッ!
 うむッ! いつにかわらぬゥびみでござるゥ!」

 時代に媚びない、スタンダードなお菓子の甘味に癒されます……。
 心を静め、考えてみれば、
 そうですね~、寒さのせいで
 ネーさの味覚がズレていたのかもしれませんね。

 生物学的には、
 女性よりも男性の方が
 《味覚》が安定しているのだそうです。
 一流の料理人さん、スターシェフと呼ばれる方々の
 殆どが男性であるということが
 それを証明しているんですって。
 
「ふむふむッ、そういえばァ、
 じょせいのォしぇふさんッ、すくないィでスゥ!」

 ……そして、もうひとつ、
 男性の味覚の優秀さを示す記録が……。
 古代ローマ、いえ、もっともっと昔から、
 『毒見役』を務めるのは、通常、男性であった、と……。

「ど、どくみィッ?!?
 ぶぎゥッ、けほこへほッ」(←おだんごが胸につかえたようです?)

 幸いなるかな、現代では、
 『毒見』などという職業は絶滅しました。
 ……いえ、そうでもないのかしら?
 ホワイトハウスの奥深くあたりには、
 今でも棲息しているのかもしれません……。

「それはァ、もうそうゥでスゥ!
 ぱくッ!」(←気を取り直して、おだんごを再食!)

 は~い、美味しい《きびだんご》の魔力に
 ついつい妄想も暴走いたしました♪

 本日もご来訪下さり、ありがとうございます!
 食感ぷにぷにのおだんごパワーで寒さを乗り切り、
 明日はまた御本の探索旅へお出かけしま~す!

「おにがしまァへェ、れッつゥごォ~!」

 ……鬼が島は、遠慮したいですわ。
 
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クマ好きさんによる、クマ好きさんのための。

2009-12-02 22:52:06 | ブックス
 東の空には大きなお月さま、西の空はきれいな夕焼け……なのに、
 明日(12月3日)は天気が崩れるってホントでしょうか?
 こんにちは、ネーさです。
 
「こんにちわゥ、テディちゃでスッ!
 むふふッ♪
 てんきがァわるくてもォ、きょうのォごほんはァ、よいィごほんッ!」

 はーい、そうですね。
 町角にジングルベルが流れる
 最大の《プレゼント探し月間》12月には、こちらを、どうぞ~!


 
               ―― ブックマ。 ――



 編者はkumacolon:さん、’09年8月に発行されました。
 副題に『かわいいくまの本がい~っぱい』とありますように、
 そう! これは古今の名作クマ本をガイドしてくれる御本!
 
「いえすゥ! くまッ!
 びばびばッ、くまッ!」 (←舞い踊るクマがここに一匹……)

 クリスマスの、
 新年のプレゼントには何を贈ろう?
 ゲームソフト?
 新発売のゲーム機?
 ……いや! 本だ! 本を贈ろう!
 と、お考えの貴方に、手にとっていただきたいのが、この御本です。

 くまの本――くまの、絵本??
 そんなヘンテコな、と早とちりしてはいけませんよ~!
 クマさんたちが主役を務める御本は、
 どれも絵本界のベストセラー!
 ちょっと思い巡らすだけでも、
 くまのプーさん、
 パディントンベアちゃん、
 くまの子ウーフちゃんに、
 リラックマちゃん……!
 
「おーるすたァー、でスよッ!」

 文・湯本香樹実さん&絵・酒井駒子さんの『くまとやまねこ』は、
 以前に御紹介いたしましたね。
 同じく酒井さん作の絵本『よるくま』……。
 有名な『いやいやえん』にも、くまさんが出てきますよ。
 近年、小さな子どもたちに大人気の『くまのがっこう』では、
 12匹のくまのこたちがとってもキュート!
 
 くまの絵本を贈りたいな……ちらっとでも、そう思ったら、
 この御本でクマ探しを!

 宇多田ヒカルさんの歌から誕生した御本『ぼくはくま』もユニークですよ♪
 作者の ごうだつねお さんは、
 人形アニメーション作家の合田経郎さんという御方です。
 ほぼ2頭身!なくまちゃんの可愛らしさに、
 世の女子はメロメロでしょう!

「きゃわゆいィ~! うるとらァきゃわゆいィッ!」

 日本の作家さん、
 外国の作家さんの、
 くま絵本がなんと50冊!
 大漁です!
 お好みのクマさんが、きっと見つかりますよ!

「ことしのォ、くりすますゥぷれぜんとにはァ、
 ぜひともォ、くまをッ!!」

 くま好きさん、
 くまマニアさん、
 くまグッズコレクターさん必携の一冊です!

「くまえほんッ、すきなひとにィ、あくにんはァいませんッ!」
コメント
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