テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

“ 魂 ” は色褪せず。

2014-03-11 21:36:39 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!」
「がるる!」(←訳:虎です!)

 こんにちは、ネーさです。
 今日であの日から三年……
 本日の読書タイムは、新たなる思いをこめて、
 こちらの御本を、さあ、どうぞ~!

  



 
             ―― 銀の匙 Silver Spoon 11 ――



 著者は荒川弘(あらかわ・ひろむ)さん、2014年3月に発行されました。
 ええ、マンガです。
 コミックスです。
 大事なこの日に、敢えて漫画作品を御紹介いたします。

 逆に言えば、マンガだからこそ!
 チビっ子から大人までが理解し、共感できるマンガこそ、
 3月11日という日が持つ意味に
 呼応し得る《読書》だと申せましょうか。

「だいちとォ、ともにィ!」
「ぐるるるがるる!」(←訳:馬たちとともに!)

 はい、そうなんですよ。
 馬たちとともに!

 以前に御紹介しましたが、
 『銀の匙』の特別番外編が収録されているのは――

  

 ↑上の画像の、
 『3・11を忘れないために ヒーローズ・カムバック 東北復興支援プロジェクト』!

 2013年5月に刊行されたこの御本は、
 必要最小限の経費をのぞく収益と印税はすべて
 被災した子どもたちに本を届ける活動《大震災出版復興基金》および
 岩手・宮城・福島の各県庁が運営する震災遺児への育英基金に寄付することを目的に
 制作されたものでした。

 御本に収録されている『銀の匙 特別番外編』では、
 《銀の匙》の主人公――
 八軒勇吾(はちけん・ゆうご)くんの
 御先祖さまの素性が
 ドラマの“魂”として
 描き出されています。

「はちけんくんのォ、ごせんぞさまはァ~…」
「がるるるるぐる!」(←訳:実は福島のひと!!)

 福島の、
 それも相馬野馬追の晴れの場に立つのが
 子どものころからの夢だったと述懐する青年。

 
 彼の“魂”と夢は、
 子孫の八軒勇吾くんの中に
 しっかりと継承されていますよ。

 11巻目となる最新刊では、
 農業高校に入学して二年目――二年生になろうとしている八軒くんと
 級友さんたちの日々が活写……いえ、激写されています。

「ふァ~、にねんせいィ!」
「ぐるるるぅ?」(←訳:寮生活はぁ?)

 寮で過ごした一年目。
 さて、二年目はどうしましょうか。
 このまま寮に残る?
 それとも下宿生活?

「うゥ~む、むずかしィ~!」
「がっるるぐるるる?」(←訳:どっちがいいかな?)

 毎日が悩みの連続……な八軒なんですけれど、
 その真っ直ぐぶりに惚れちゃうヒトも多いらしく、

  

 とうとう実写映画も完成しちゃって、
 ただいま絶賛公開中ですって!

「だいひッとォ、するかなッ??」
「ぐるるるるるがっるぐる!」(←訳:ロングランを祈ってます!)

 相馬の地に想いを馳せつつ、
 ぜひお読みくださいね、
 『銀の匙 11』と、
 そして『3・11を忘れないために ヒーローズ・カムバック』も!



 
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ミステリアスな、歩く“智慧”者。

2014-03-10 21:49:54 | ブックス
「こんにちわァ、テディちゃでス!
 むむゥ~! さくらぜんせんッ、ていたいィちゅゥ!」
「がるる!ぐるるがるるる~!」(←訳:虎です!お花見したいよ~!)

 こんにちは、ネーさです。
 そろそろサクラのお花が恋しくなる季節ですが、
 本日の読書タイムは、
 季節も時代も超えちゃってる謎の男の物語を、どうぞ~!

  



           ―― サイモン・アークの事件簿 Ⅴ ――



 著者はエドワード・D・ホックさん、画像の日本語版は2014年1月に発行されました。
 『THE FIFTH CASEBOOK OF SINON ARK』と英語題名が付されています。
 以前にも御紹介しました《サイモン・アーク》シリーズ作品の、

「さいしんかんッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:五冊目ですね!)

 著者・ホックさんが1971年から刊行している短編シリーズ作品を
 訳者の木村二郎さんが厳選して文庫化、
 日本のミステリマニアさんたちを唸らせた
 《サイモン・アークの事件簿》も
 五冊目となりました♪

 2012年刊の『サイモン・アークの事件簿Ⅳ』は
 同年のミステリランキングでも
 高く評価されたことを
 ミステリ好きさんは御記憶のことでしょう。

 この『Ⅴ』でも、
 謎の男・アークさんの炯眼は健在です!

「なぞだらけのォ、あーくおじさんッ!」
「がるるぐるぐる?」(←訳:おじいさんかも?)

 途轍もなく長生きしている……らしい?アークさん。

 生年、生地、履歴も霧の中、という彼ですけれど、
 こと頭脳の働きにかけては明晰そのもの。

 この御本でも
 謎解きの才能を――或いは《悪》を暴く才能を
 いかんなく発揮します。

 一番目に収録されている
 『闇の塔からの叫び』は
 現代のドラマと
 米国の歴史の裏面にも焦点を当てた、
 オカルトな要素も併せ持つ一編。

「さりげなくゥ~…」
「ぐるるぅ!」(←訳:怖いよぅ!)

 四番目に収録されているのは、
 英文学好きさんの血圧を上げてしまいそうな
 『シェイクスピアの直筆原稿』。

 劇聖ウィリアム・シェイクスピアさんの、
 本人による“直筆”稿というものは、現存していません。

 
 書類に署名したもの、つまり自署(サイン)が
 五例ほど在るだけ、なんです。

 もしも、シェイクスピアさん御自身が筆を取っての、
 戯曲や詩篇原稿が見つかったら――

「じんるいィのォ、たからッ!」
「がるるる!」(←訳:大発見だ!)

 英国で見出され、
 密かに米国へ密輸された劇聖の“直筆原稿”とは?
 その真贋は?
 消えた原稿の行方は?

「さがしィださないィとッ!」
「ぐるるがるぐるる!」(←訳:世界の至宝だもん!)

 さあ、ミステリ好きさんも演劇マニアさんも
 頭脳を酷使してくださいな!
 何物にも代えがたい原稿はどこに?

 8編から成るファンタジックなミステリアスストーリー、
 活字マニアの皆々さまに、おすすめです~♪
 
 
 
  
 
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宇宙がそこにある。

2014-03-09 21:39:33 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 らッしゅッ、らッしゅゥ!」
「がるる!ぐるっるぅ!」(←訳:虎です!賞ラッシュ!)

 こんにちは、ネーさです。
 本場のアカデミー賞に続いて、
 3月7日には日本のアカデミー賞も発表になりましたね♪
 作品賞・監督賞・脚本賞・主演男優賞・録音賞・編集賞と
 6部門で受賞したのは『舟を編む』!
 本日の読書タイムは『舟を編む』と同じく《辞書》をテーマとする
 こちらの御本を、さあ、どうぞ~!

  



 
              ―― 《辞書屋》列伝 ――



 著者は田澤耕(たざわ・こう)さん、2014年1月に発行されました。
 『言葉に憑かれた人びと』と副題が付されています。

 映画『舟を編む』の原作は、
 いうまでもなく、三浦しをんさん著『舟を編む』。
 出版社の辞書編纂室で《ことば》と格闘する出版人たちの物語でしたが――

「ふァいッ! テディちゃ、だいふぁんなのでスゥ!」
「ぐるるっ!」(←訳:ボクもっ!)

 私たち活字マニアにとって、
 もはやアイドル♪な『舟を編む』は言うまでもなくフィクション作品です。

 しかし……

 世界は広い。

 『舟を編む』以上の辞書マニアさんが、
 この世にはいるのです。

 御本の第一章で紹介されるのは、
 『オックスフォード英語辞典』(通称OED)の編者、
 ジェームズ・マレーさん(1837~1915)。

「おおッ、おッくすふぉーどォ!」
「がるぐるる!」(←訳:英国ですね!)

 第二章では……いきなりの舞台転換?
 『ヘブライ語大辞典』の
 エリエゼル・パールマンさん(1858~1922)登場!

「へぶらいごじてんッ???」
「ぐるるるる?」(←訳:うわわわわ?)

 第三章では……さらに意外な!
 『カタルーニャ語辞典』のプンペウ・ファブラさん_(1868~1947)、
 『カタルーニャ語・バレンシア語・バレアルス語辞典』の
 アントニ・マリア・アルクベーさん(1862~1932)
 という、御二方が紹介されています。

「かたるーにゃァ……」
「がぅるるる~…」(←訳:ひゃあああ~…)

 第四章では、おお、ついに、
 日本の《辞書屋》さんに出番が!
 『言海』の編者・大槻文彦さん(1847~1928)ですよ♪

「やッとォ、にほんごッ!」
「ぐっるがるぅ!」(←訳:ホッとするぅ!)

 第五章で紹介されているのはウェブスターさんとヘボンさん、
 第六章ではメキシコで編まれたという
 『西日辞典』(1925刊/日本で初めてのスペイン語辞書!)、
 第七章では『スペイン語用法辞典』のマリア・モリネールさん(1900~1981)。

「ながァ~いィ、つきひとォ!」
「がるるるるぐる!」(←訳:辞書屋魂の結晶!)

 編者さんたちが生きた時代の背景、政治状況、
 編纂への信念と信条、
 実地作業と、
 出来上がった辞書のかたち……

 辞書屋さんが漕ぎ出した言葉の海はそれぞれに異なり、
 完成した舟の形もまた
 似ているようで違っています。

「こうやッてェ、じしょはァ~」
「ぐるがるるるる!」(←訳:船出するんだね!)

 終章の『辞書と私』には
 著者・田澤さんの言葉への想いが綴られていますよ♪
 コンパクトな新書ですが
 内容の濃さで光るこの一冊、
 活字マニア諸氏に、おすすめです!



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新世界鎧武者?

2014-03-08 21:49:25 | ミュゼ
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 さあッ、ひッぱたこうゥッ!」
「がるる!ぐーるるがるるぐるっ!」(←訳:虎です!ネーさのお尻を叩けっ!)

 あいたっ!
 痛タタタ、こ、こんにちは、ネーさです。
 お尻をひっぱたかれても、
 まだまだショックが抜けず、ボンヤリしてしまう私ですが、
 今日はガンバって読書……
 いえ、週末ですから、
 アート情報を、どうぞ~!

  


      ―― TETSUYA NOGUCHI EXHIBITION HISTORICAL ODYSSEY ――

            野口哲哉 展 -野口哲哉の武者分類図鑑-


 東京・練馬区の練馬区立美術館にて、
 会期は2014年2月16日~4月6日(月曜休館)
 『武者分類』は『むしゃぶるい』とお読みくださいね。

「おさむらいィさんでスねッ♪」
「ぐるるるがる!」(←訳:甲冑武者さん!)

 遠目には鎧と具足を着けたお侍さん……なんですけれど、
 近くに寄って相対すれば違いは歴然です。
 お侍さんであってお侍さんでないこちらは、

 野口哲哉(のぐち・てつや)さんによるアート作品!

  

「かぶとのォうえにィ、どうぶつゥ!」

  

「がるるるぐるぐる?」(←訳:ブランドのロゴ入り?)

 上の画像の武者さんは
 『シャネル侍着甲座像』。
 南蛮渡来の家紋『紗練家(シャネル家)』が胴丸や兜に
 ばっちり入ってますでしょ。

  

「じてんしゃァ、のッてるしィ!」
「ぐるるるるぅ!」(←訳:飛んでるしぃ!)

 1980年生まれ、とまだお若い野口さんは、
 鎧武者をモチーフとするファンタジック?な作品で観る者をたちまち魅了、
 既に多くのファンを獲得しておられます♪
 国内はもとより、
 海外にも野口さん作品のコレクターさんがいるそうよ!

「わんだほーなァ!」
「がるるぐるぐる!」(←訳:不思議武者世界!)

 アート好きさんは、
 野口さんの御名をしっかり憶えて、
 ぜひ美術館へ!
 新作を含めた約90点の作品が会場で待ってます♪♪

 

  ではここで、恒例のオマケ画像!
  
  ↑こちらは『フロレナ BIO AS ハンドクリーム』。
  手荒れに効ききます!
  「めざせッ、つるつるのォ、ゆびさきィ!」
  「ぐるぐるるがっるーる!」(←訳:爪もこれでマッサージ!)


 まだまだ寒さは厳しいですが、
 皆さま、穏やかな休日を♪




  
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うらみごと。

2014-03-07 21:16:17 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。

 本日は私ネーさ、止むに止まれぬ気持ちから、
 うらみごとを述べさせていただきます。
 活字マニアの皆さま、ほんのしばし、お付き合いくださいませ。



  にぃたん、あなたはズルい。

  

  にぃたん、あなたはズルいです。

  『チワワとトラ猫』という超人気ブログにて
  無双のスーパースターにゃんことして君臨しながら、
  正宗という素晴らしい名を御両親にいただきながら、
  何十万何百万何千万ものファンがいると知っていながら、

  ひとりで行ってしまうなんて、
  あんまりです。


  ズルすぎやしませんか。


  そっちは、そんなにいいところなんですか。

  マグロの赤身獲り放題なんですか。

  高級カリカリ食べ放題なんですか。

  見渡す限りのマタタビの野っ原、なんてのがあるんですか。


  だから、そっちに行っちゃったんですか。


  にぃたん、ズルいです。


  こっちには、
  日曜日のブランチにパンくずを降らせてくれる
  優しくてガリクソンなパパがいるというのに。

  可愛い妹チワワの凛(りん)ちゃんが
  毛づくろいしてもらうのを
  待っているというのに。

  そして、
  にぃたんのタプタプなお腹を慈しんでくれる
  とことんトラ猫LOVEなチワトラ母さんがいるというのに。


  ズルいです。

  ズルいです。
  本当にズルいです、にぃたん。


  にぃたん、
  愛してます。



  にぃたん、
  ありがとう。

  本当にありがとう。





  でも、やっぱり、

  にぃたん、
  あなたはズルいです。


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小さな出会いが、大きな波に!

2014-03-06 21:34:55 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス! 
 ♪るるゥ~♪れッといッとごォ~♪」
「がるる!ぐるるがるぐる~!」(←訳:虎です!Let it go~!)

 こんにちは、ネーさです。
 え~と、テディちゃと虎くんが唸って、いえ、歌っているのは、
 アカデミー賞で話題になったディズニー映画『アナと雪の女王』の主題歌
 《 Let It Go 》のようですね。
 では、本日の読書タイムは
 原作となったアンデルセンさん作品とは“児童文学”つながり、ということで
 こちらの御本を、どうぞ~!

  



               ―― プーと私 ――



 著者は石井桃子(いしい・ももこ)さん、2014年1月に発行されました。
 『 POOH AND I 』と英語題名が付されています。
 
「あはァ! はちみつゥ!」
「ぐるるるるる~!」(←訳:食いしんボの~!)

 やはりこちらもディズニー作品としてかつてアニメ化され、
 現在も大々人気の児童文学『くまのプーさん』。

 その『プーさん』を
 日本で初めて翻訳したのが
 著者の石井さんでした♪

 日本版『くまのプーさん』が刊行されたのは、1940年のこと。
 続いて、『プー』の後篇である
 『プー横丁にたった家』が刊行されたのが1942年。

「むむゥ、それはァ~…!」
「がるるぐる!」(←訳:大変な時代!)

 プーさん、イーヨー、カンガとルー、
 そしてロビンくんたちは、
 ええ、大変な時代に日本デビューしたんですね。
 当時は出版界にとっても厳しく、つらい時代でした……。

「でもォ、やがてはァ!」
「ぐる!」(←訳:復活!)

 戦争後、あらためて『くまのプーさん』は
 日本の子どもたちに喜びをもって迎えられます。
 いえ、こどもだけでなく、
 大人たちにも!

「みんなァ、ぷーさんがァ~!」
「がるるる!」(←訳:大好きさ!)

 著者・石井さんはまた、
 《ピータ・ラビット》シリーズや
 『ピーター・パン』の翻訳をも手掛け、
 《ドリトル先生》シリーズの下訳にもたずさわって
 ドリトル先生の物語を日本に紹介する大役も担いました!

 英文学、ことに英児童文学とともに育ってきた活字マニアさんは
 (私ネーさもそのひとりですが)、
 石井さんに、感謝&感謝ただ感謝!ですね♪

 プーさんやドリトル先生がいなかったら、
 チビっ子時代は、そしていま現在も
 どれほど寂しいことか……。

「みんなのォ、ともだちィ!」
「ぐっるがる!」(←訳:ずっと友達!)

 この御本で石井さんは回想します――
 初めてプーさんに出会った日。
 A・A・ミルンさん(プーさんの著者さんですね)の
 自伝を訳するにあたっての苦心。
 ドリトル先生への思い入れと、
 各地の図書館を訪ねながらアメリカ大陸を横断したこと。
 児童図書館員さんたちとの交流。

 活字マニア諸氏は、
 こうして20世紀の児童文学の地盤は踏み固められ、
 この21世紀に引き継がれていったのだなぁ、と
 ページを捲るたび、胸をうたれることでしょう。

「これからもォ、ぷーさんはァ、にんきものでス!」
「がるぐるる!」(←訳:保証するよ!)

 英文学好きな御方、
 児童文学史好きな御方は必読ですよ♪
 書店さんでは、
 たぶんエッセイ本のコーナーに置かれていると思いますので、
 探してみてくださいね~!





 
 
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『ドーン』、来ました♪

2014-03-05 21:20:15 | 美味
 こんにちは、ネーさです。
 本日は(おほほ♪ 読書おサボりで)
 久々に美味しいものの話題一本で行きましょう~♪

「こんにちわッ、テディちゃでス!
 まッてましたでス!」
「がるる!ぐるぅるぅっ!」(←訳:虎です!うきゃきゃっ!)

 ふふふ、先ずは、いま大話題の『ドーン』から!

  

「どーんがァ、どーんッ!」
「ぐーるる!」(←訳:ドーンだ!)

 『ソフトバンク』さんの必殺!非売品、
 《親子ドーン》
 を知人さんからいただいちゃいましたよ♪

 ……私、auユーザーなんですけど、
 別に乗り換えの予定もないんですけど、
 来るモノは拒まず!で。

  

 ほほぉ~、と感心しながら
 パッケージを観察しますと、箱の裏側にこんな文章が。

 『親子でのりかえると
  おトクになることを知っていただくために作られた親子丼です。
  ドーンとお得になるから親子ドーン
  ……ダジャレで寒くなってしまったお客さまは
  しっかりと温めてからお召し上がりください』。

「ぷふふッ♪」
「がるるっ♪」

 添付のミニパンフレットも笑♪

  

「おッ、おとうさんがァ~!」
「ぐるる!」(←訳:ピンチ!)

 《(しゃべる)お父さん危機一発》!

 海賊危機一発のお父さんバージョンは、
 剣を刺すと、

 『俺をおもちゃにするな!』

 とか喋ってくれちゃうらしいわ。
 抽選で5000名様にプレゼント、なのだそうです。

「ほしいィッ♪」
「がるる~!」(←訳:欲しい~!)

 詳細はソフトバンクさんのHPを御参照くださいね。


 ではさらに、春らし~い美味も御紹介いたしましょう。

  

  

 桃の節句に合わせて発売された
 『不二家』さんの《ミルキー ピーチ》と、
 『日本橋菓房』さんの《不二家ネクター ピーチもち》!

「ぴんくいろがァ~♪」
「ぐるるるる!」(←訳:春してます!)





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頼りがいある《 旅する人 》!

2014-03-04 21:30:25 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ふァいッ! いまがァ、はいしーずんッ!」
「がるる!ぐるぐるがる!」(←訳:虎です!続々出発です!)

 こんにちは、ネーさです。
 3月初旬~中旬あたりがトップシーズンなのは、学生さんたちの卒業旅行!
 その後には、サクラ見物にお出掛けしたくなる季節がやって来ますね♪
 本日の読書タイムも、
 さあ、旅心を誘われる一冊を、どうぞ~!

  



  
                ―― 京のろおじ ――



 編集と文は暮らす旅舎スタッフの皆さん
 (伊澤誠一さん、田川公子さん、堀口龍之介さん、松岡伸吾さん、横田典子さん)、
 2013年12月に発行されました。

 
「きょうとふうゥのォ~、はつおんではァ~」
「ぐるる……がるる!」(←訳:路地は……ろおじ!)

  《暮らしの中から生まれた路地には
   暮らす旅でなければ出会えない宝物があります》

 との言葉が、
 この御本の冒頭に掲げられています。

 そうなんだよな~、
 の~んびり、のほほ~んな旅が、いちばんだよな~♪
 と活字マニアの皆さまも
 旅マニアの方々も、わかってはおられましょうが……

「ついついィ~よくばッてェ~」
「がるるぐるがっるぅる!」(←訳:忙しい旅になっちゃう!)

 もっとゆっくり、
 もっとチカラを抜いて、
 暮らすような旅を、京都で。

 そのために、この御本で
 《旅する人》として
 ナビゲーターをつとめてくださるのは
 井浦新(いうら・あらた)さん。

 俳優さんであり、
 写真家さんでもあり、
 最近はNHK『日曜美術館』で美術評論家としても活躍する井浦さんが
 カメラを手に
 京のろおじを訪ね歩きます。

「かッこうよすぎるゥ~…!」
「ぐるるるがるぐるぅ~!」(←訳:絵になるヒトだなぁ~!)

 京都国立博物館の
 チャリティーミュージアム茶会では点前を披露し、

 便利堂(べんりどう)というお店では
 明治の写真印刷技術に感嘆し、

 雨の日は
 本屋さんとカフェをハシゴして、

 ホテルステイしながら
 鍼灸で身体をいたわり、

 或いは、
 町屋旅館に投宿して
 月が東山にのぼるのを
 窓際で眺める。

「ゆッたりィ~、のびのびィ~♪」
「がるるるぐるる!」(←訳:暮らしてますね!)

 人気の観光地、
 まだ有名になっていないお店、
 知る人ぞ知る場所を
 一歩一歩かみしめるように、泳ぐようにめぐる旅。

 井浦さんのファンの皆さまに、
 そして京都マニアの皆さまにも嬉しい旅の指南書、
 ぜひ一読を♪

「さくらのォ、きせつはァ~」
「ぐるぐるがる~!」(←訳:旅の季節だよ~!)
 



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白鳥の歌に、涙。

2014-03-03 21:45:14 | ブックス
「こォんにちわッ、テディちゃでスッ!
 うむッ! きょうもォ、じけんだッ!」
「がるる!ぐるるがるるる!」(←訳:虎です!これは難問だよ!)

 こんにちは、ネーさです。
 そうね、この事件は“大岡裁き”に似てるわね、
 AとB、どっちを取るか――?
 おっと、謎解きをする前に御紹介せねばなりません。
 本日の読書タイムは、こちらを、どうぞ~!

  



              ―― 猫のパジャマ ――



 著者はレイ・ブラッドベリさん、2014年1月に発行されました。
 2008年に刊行された短編集『猫のパジャマ』(英語原題『THE CAT'S PAJAMAS』原著は2004年刊)に
 ブラッドベリさんの絶筆となったエッセイ作品『連れて帰ってくれ』を合わせて
 文庫化したのが、この御本です。

「ぶらッどべりィおじさんッ!」
「ぐるるるがるるる!」(←訳:ボクらのアイドル!)

 私たちの、いえ、
 世界中の活字マニアのアイドル・ブラッドベリさんは
 惜しくも(あまりにも惜しくも!)
 2012年6月5日、彼岸へ旅立ちました。

 
「えすえふゥ!」
「がるー!」(←訳:ホラー!)
「ふぁんたじィ!」

 超低価格で買えるけれど、
 代わりに紙は粗悪だし、印刷もちょっと……という、
 パルプ・マガジンをスタート地点としたブラッドベリさんは
 様々なジャンルの作品を著しました。

 この御本には、そんなブラッドベリさんらしく、
 SFあり、ファンタジーあり、
 小咄っぽいユーモラスな御話あり……
 《実り豊か》な作品が
 ぎゅうぎゅう詰めになってます。

「どれがァ、いいかなァ~♪」
「ぐるるがるる!」(←訳:どれもいいよ!)

 ブラックな笑いとSFの発想がごった煮になった
 『マフィオーソ・セメント・ミキサー』。

 米国ならではの気候と風景が見えてくるような、
 『ルート66』。

 そして、表題作品となっている、
 『猫のパジャマ』。

 この、『猫のパジャマ』がね、
 良いんですよ~♪♪♪

「じけんなのでスゥ!」
「がるぐるっるるる!」(←訳:難問ですってば!)

 車の行き来も途絶えた真夜中近く。
 道路の真ん中で、無情な飼い主に捨てられたとも知らず、
 せっせと毛づくろいをしているのは……

 仔猫ちゃん!

 そこへやって来たのは、
 東かっらカッ飛ばしてきた車と、
 西からスッ飛ばしてきた車、各一台ずつ。

 それぞれの車に、
 猫が好きで好きでたまらない人間が乗っていたら、
 さあ、
 路上の可愛い仔猫ちゃんの運命は――

「どうなるゥ??」
「ぐるる!」(←訳:うふふ!)

 猫好きさんに読んでいただきたい
 『猫のパジャマ』!

 そして、
 何度でも読み返したい
 ブラッドベリさんの白鳥の歌『連れて帰ってくれ』。

「すてきすぎてェ~…」
「がるるぐるるる!」(←訳:言葉もないです!)

 訳者・中村融(なかむら・とおる)さんの万感の思いが
 私たち読み手の涙腺をゆるませる
 『単行本版訳者あとがき』と
 『文庫本版訳者あとがき』も
 ブラッドベリさんファンの方々は必読ですよ!

 どうか、ぜひ! 
 


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冬空に、凛々しいものがたり。

2014-03-02 21:45:46 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
 あしたはァ、ひなまつりィ~♪」
「がるる!ぐるぐるがる!」(←訳:虎です!桃の節句です!)

 こんにちは、ネーさです。
 お花屋さんの店頭の、桃のお花が可憐ですねえ♪
 本日の読書タイムも、
 季節の花のように可憐な“青春”モノを御紹介いたしましょう。
 さあ、こちらを、どうぞ~!  

  



   
             ―― いつもが消えた日 ――



 著者は西條奈加(さいじょう・なか)さん、2013年11月に発行されました。
 《お蔦さんの神楽坂日記》と、
 シリーズ題名が付されています。

「うきゃッ♪ かぐらざかァ~♪♪」
「ぐるるがるる!」(←訳:人気の観光地!)

 観光地として、
 また、住みたい街ランキングでも上位に入ることの多い、
 神楽坂(かぐらざか)。

 美味しいと評判のレストランや甘味処が
 数多く集まっていることでも知られる街・神楽坂の周辺は、
 いまや、山手線内側の都心部では珍しいような
 《住宅地》でもあるんですよ。

「おうちがァあッてェ、ひとがァすんでまス!」
「がるるぐるるるる!」(←訳:空洞化してないよ!)

 物語の語り手・僕は、
 神楽坂の住人さんのひとりです。

 滝本望(たきもと・のぞむ)くんは
 中学校の三年生。
 季節は一月で、中三で、となったら、
 ひゃあ!受験!と神経質になってしまいそうなものですが、
 中高一貫校に通う望くん、
 受験でキリキリ舞する代わりに
 毎日奮闘しているのは……お料理!

「……なぜにィ、おりょうりィ??」
「ぐるるがるる!」(←訳:中三で料理人?)

 御両親が地方に転勤中の望くんは、
 祖母のお蔦(つた)さんと
 神楽坂のお家で暮らしています。

 お蔦さん、お料理はできない、いえ、お料理をしない御方なので、
 毎日キッチンを仕切っているのは、他でもない、
 望くんでした。

 日々の実践が実り、
 相当なお料理上手となった望くんに御馳走してもらおうと、
 望くんの友人たちは――

「おしかけてくるゥ~!」
「がるるるぐるがるるる!」(←訳:美味しいもの目当てに!)

 “事件”が起こったのは
 ちょうどそんな日でした。

 幼なじみや後輩くんたちと一緒に
 賑やかにワイワイ♪と夕食を楽しんだ後
 もう8時も過ぎたので
 後輩でご近所住まいの有斗(ゆうと)くんを
 送っていったら……

 そこに、異変が。

「……しィ~んとォ、してるゥ??」
「ぐるがるる?!?」(←訳:誰もいない?!?)

 鍵のかかっていないドア。
 調理途中の玉ネギ。
 ついさっきまで人がいた気配はあるのに、
 だぁれも、いない……

 有斗くんの、
 お父さん、お母さん、お姉さんは、どこに行ったのでしょうか。
 外出の予定も無かった三人は
 どうして消えたのか?

 消えてしまったのは
 有斗くんの家族だけではありませんでした。
 
 なんら変わりばえしない日常=《いつも》の日々も
 その夜を境に消え失せてしまった……。

「こッ、こわいィよゥッ!」
「がるるぐるる!」(←訳:不安はMAX!)

 粋な知恵者のお蔦さん、
 賢い孫の望くん。

 ふたりを中心とする物語は
 ミステリという形式を取っていますが
 凛々しい青春ドラマでもあるようです。

「おつたさんッ、しぶいィでス!」
「ぐるるるがるるっるる!」(←訳:望くんもガンバってる!)

 シリーズ第一作『無花果の実のなるころに』も
 おすすめですので、
 活字マニアの皆さま、ぜひ♪



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