喫茶 輪

コーヒーカップの耳

原稿。

2012-01-24 18:35:55 | 宮崎修二朗翁

 「月刊神戸っ子」の原稿に四苦八苦している。

 今書いているのは3月号だが、行数を合わすのに困っている。

一応書き上げたものが、数えてみたら、13行、300字ほどオーバーしている。中途半端だ。数行ならどうでもなるが、10行越えたら削るのが難しい。しかしやるしかない。

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ライター。

2012-01-24 09:05:45 | 喫茶・輪

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山さん、カウンターの上にライターを三個置いた。

そのうち2個をわたしに差出した。

彼はいつも「ライター貸して」と言い、貸すとそのままポケットに入れて持って帰ってしまう。そのことをわたしはいつも詰ってやる。

「今日は持って来た。返したる」と。

その手に乗るものか。きっと使い切ったもの、と思い、サッと傍らのゴミ箱に投げ入れた。

「おいっ!それまだ使えるぞ」

「その手には乗らん」

「いやホンマに使えるんや」

どうやらホントらしい。

「もうええやん。ゴミの下の方に入り込んでしもた」

「朝から気分悪いなあ。うちの嫁はんみたいなことして」

彼、買い物をして帰って、奥さんに渡すと「あんたが買ってくるようなもん、食べられへん」と言ってゴミ箱に捨てられるのだと。

店に出て来た家内を指差し、

山さん 「あれ、放し飼いせんと繋いどけ言うたやろ」

わたし 「目に見えない糸で繋いである」

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