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選者新春詠

2021-01-06 08:36:32 | 足立巻一先生
一昨日、4日が神戸新聞「読者文芸」欄、今年の最初だった。
年の初めは恒例の選者新春詠が載る。


詩の選者、時里二郎さんの「金柑ひとつ」。記事拝借お許しを。
時代背景が見えながら色鮮やかで印象に残ります。
この選者新春詠については思い出がある。
足立巻一先生が評欄でこんなことを書いておられる。1984年(昭和59年)2月4日の紙上に。

《ことしも正月の詩が少なからず寄せられたが、正月の詩はなかなかむつかしい。わたしも毎年正月の詩を発表しなければならないのが実に苦痛だ。》

さて、時里さんはどうなのだろう。
ただし、足立先生が1983年(昭和58年)に発表された新春詠「南天」は後に補筆され、詩集『雑歌』の巻末を飾っている。
その「南天」の詩、ノアの涸沢さんの配慮により、「夕暮れ忌」のステージで朗読させていただいたのが大きな思い出。伊勢田史郎さんが「いい朗読でした」と言ってくださったのだった。
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