喫茶 輪

コーヒーカップの耳

『夢泥棒』

2021-04-10 09:18:16 | 
わたし、一応「兵庫県現代詩協会」というところに所属しています。
創立会員です。
また兵庫県を代表する詩人、安水稔和先生の教えを長く受けました。
ところがどうやらわたしには「現代詩」というのはなじまないようです。
わたしには難しいのです。「あ、いいな」と思う詩行に出合うこともなくはないのですが。
で、お贈りいただいた『夢泥棒』です。



高橋冨美子さんの現代詩集。といっても難解詩ではありません。
わたしも少しは勉強したので、これがレベルの高いものだとは解ります。
しかし恥ずかしながら、理解が底まで及んでいるかといえば、我ながらそうは思えません。
残念ではありますが、著者の心のうちの半分も理解できていないと思います。
倉橋健一氏の帯文の言葉からして、一般の人にはわかりにくいでしょうね。

そんな中でこの詩はわたしがいいなと思ったもの。「くびれて」です。
←クリック。
もちろんほかにもわたしにも解る詩はありますし、いいなと思えるものはあります。
でも正直に申し上げて、作者の想いや意図を十分に理解できている自信はありません。

これは「残暑見舞い」という詩の後半部分。
←クリック。
いかにも詩の言葉ですね。

いくつかの散文詩もあって、これはわたしにも馴染めました。

この詩集、現代詩をこれから勉強する人にはいいお手本になるような気がします。

高橋さん、貴重な一冊をありがとうございました。

『完本・コーヒーカップの耳』
コメント
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