いつもお世話になっている明石市の書家、六車明峰氏からお贈りいただきました。
4月号ですが、通巻600号とのことです。
凄いことです。ざっと50年間の発行。
この表紙の書(村上翔雲師)に「おっ」と反応しました。
八木重吉の詩「幼い日」です。
昔、書いた文を思い出しました。
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兵庫県現代詩協会の会報(2002年11号)に書かせていただいたもの。このころはよく依頼を受けて書いてましたが、最近は忘れられています。
掲載の写真もわたしが撮ったものですが、モデルになってくれた子は今どうしているだろうか?もう20歳は過ぎているのだろう。
そして、『名筆』の「子供詩書優秀作品」のページ。
いいですねえ。
特にわたしがいいと思ったのは、
《しもばしら ふんだら かりっと ビスケット》
《ストーブに 大きな やかん うたってる》
情景がありありと見えて、さらに感触が伝わってきます。
「しもばしら」は小学一年生の山本知怜さん。「ストーブに」は何年生か分からないけど上山春風さん。
字についてはわたしはわかりませんが、選者の中西さんが山本さんの作品を
「筆の穂先を使って、小さい文字が紙面に上手に治まっている。」と評しておられます。
子どもの詩(俳句)は邪心がなくていいですね。
『完本・コーヒーカップの耳』