喫茶 輪

コーヒーカップの耳

村上翔雲さんの書

2021-07-01 18:14:48 | アート・文化
今日も詩集や冊子など多彩な郵便物が届いたのですが、これには目を瞠りました。



村上翔雲師の書です。
わたしの詩「亮介」の冒頭部分を書いたもの。
素晴らしい。
村上翔雲師はもうお亡くなりになって10年になりますが、いまだにこうして初めて目にする作品が現れます。

この「亮介」という詩は、『完本コーヒーカップの耳』にも収録しています。
ぜひ全篇お読みいただきたいです。
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『菱』211号

2021-07-01 10:12:27 | 
鳥取の手皮さんからお贈りいただきました。



『菱』211号です。
丁寧なお便りと共に届いて感謝です。
詩誌はよく送って頂きますが、中には一言のメッセ―ジもなく、ポンと来るものもあります。いや、それでいいのですけどね。
お送りいただくだけで、ありがたいことではありますので。
でも、こうしてきっちりとしたお手紙がついていると、やはりうれしいものです。
わたしはなかなかそうはできないのでなおさらに。

その手皮小四郎さんの詩、「いや増しに」です。
←クリック。
読みやすく、しっくりとした作品です。
比喩がまた優れてますねえ。
 あちこちに散らばるアメンボたち
 あれは夜のうちに 山から降りてきた神が撒いていった 祝福の引き出物だ 
 微動もしない 
 風が吹いて水面がめくれるのを押さえているのだ

これぞ「詩」ではないでしょうか。
総じて「菱」の同人はこのような詩をじっくりと時間をかけて書いておられる印象があります。
世代もわたしと変わらないようで、共感することが多いです。
突飛に飛躍しない。前の行から次の行へ自然と流れて行き、場面を移してゆきます。
一つの世界が言葉によってたしかに立ち現れてきます。
それが気分のいいもので。
ま、そればかりが詩ではないのでしょうが、わたしは安心します。

「編集後記」も味わいがあります。
←二段階クリックで。

手皮さん、ありがとうございました。

『コーヒーカップの耳』


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