喫茶 輪

コーヒーカップの耳

『エッセイ・コーヒーカップの耳』

2021-07-28 07:41:23 | 喫茶・輪
月刊『KOBECCO』にエッセイの連載を始めたのは2002年7月号からだった。
19年になる。長いようで短い気がする。
初めは「エッセイ・コーヒーカップの耳」と題してのもの。
2011年2月号まで、100回にわたって書いた。



店に来られるお客様をネタにしたものが主だったので、本名では差しさわりがありペンネーム「出石アカル」で書いた。

その後、「触媒のうた」を2011年3月号から2016年5月号まで。
そして2016年6月号からは「喫茶店の書斎から」と題したエッセイ。
ずっと出石アカルで書いていたが、2017年1月号からは本名で書いている。
ということで、約19年、毎月欠かさず書いてきた。

本にしたのは『触媒のうた』だが、『完本コーヒーカップの耳』には「エッセイ・コーヒーカップの耳」から材を取ったものも多い。

今、昔に書いた「エッセイ・コーヒーカップの耳」を冊子(コピーです)にしたものを時間の隙間にちょこちょこ読むことがある。
文章としては未熟な点もあるが、これがすこぶる面白い。
忘れていたことも多く、改めて笑えるし、また泣ける。
書いておいて良かったなあ、と思っている。
宝くじが当たったら本にしよう。
それともどこかの出版社さん、企画出版してくださいませんかねえ。
下町の喫茶店に集まる人びとは本当に愛(かな)しく面白い。

『完本コーヒーカップの耳』

コメント
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