喫茶 輪

コーヒーカップの耳

三年になるが

2023-01-19 16:19:18 | 完本 コーヒーカップの耳
ちょっとコンビニまで出かけていた間に電話があったという。
拙著『コーヒーカップの耳』を読んだ人から。
大いに感動して著者に会いたいとおっしゃったと。
うれしいですね。ちょっと今、わたしお会いできない事情(コロナではありません)があるので、また改めて連絡をいただくということになったのですが。
全国発売していただいてから2月28日で3年になるのですがいまだにそう言っていただけるなんて。



『コーヒーカップの耳』おもしろうて、やがて哀しき喫茶店。


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「現代川柳」第4号 2023年冬号 

2023-01-19 08:40:53 | 文芸
「現代川柳」第4号 2023年冬号です。



目に留まった川柳をいくつか。

  自分史の中で踊っている私 中野文擴

  誰も彼もわかるわかると去って行く 小林康浩
  
  水注ぎに来る絶妙なタイミング 小川敦子

  「いつもの」が通じる店がひとつ消え 小川敦子

  塩だけで良かった頃のにぎり飯 近藤ゆかり

  ある日ふと地球ふわりと月隠し 中野文擴

  わたくしの趣味は将棋と年賀状 吉田利秋

  減らず口たたくAI生れそう 宮本緑

  人類にそろそろ飽きてきた地球 若林よしえ


  
などなど、いいのがいっぱい載ってます。

ところで読んでいて驚いたのがこのページ。
←クリック。
「ええ~っ?」でした。
大西俊和さんの訃報が。
しかもお亡くなりになったのが12月26日。
この本の発行日は一応1月20日になっていますが、わたしの手元に届いたのは昨日、1月18日です。
よくも印刷に間に合いましたね。

この大西俊和さんには昨年お会いしてます。
「喫茶輪」にご来訪下さいました。約一年前の1月24日でした。
正に一期一会でした。
素晴らしいお人柄の人でした。
いい友人ができたと思ったのでした。
妻の手作りの大福もちを「おいしいおいしい」といって食べて下さいました。
大谷美術館の近くだという自宅にも「おいでください」と言ってくださいました。
「また来ます」と言って自転車で夕暮れの道を帰って行かれました。
きっとまたお会い出来るものと思っていました。
大きな病をお持ちだとは聞きましたが、残念でしかたありません。
大西さんは心療内科のドクターでしたが、きっといい先生だったのでしょう。
心からご冥福をお祈りいたします。




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